F1:無観客レースは開催権料を免除? 少なくともスペインGPは明言
F1スペインGPの主催者は、無観客レースを開催するための開催権料をリバティ・メディアに支払わないことを確認した。

リバティ・メディアは、2020年のF1世界選手権のヨーロッパで行われる序盤8戦の日程を発表。最高経営責任者を務めるチェイス・キャリーは、6月末までに15~18戦で構成される“フルカレンダー”を公開できることを望んでいると述べていた。

「現時点でF1は開幕数戦がクローズドイベントで開催されることになるが、安全に開催できる場合には再びファンが参加できるようになることを願っている」とF1は声明で述べた。

F1は新型コロナウイルスの感染を防ぐために一連の安全対策を計画しており、たとえ検査でF1ドライバーに陽性反応が出たとしても“キャンセルに至ることはない”とチェイス・キャリーは語っている。

「レースができないチームが出たとしても、レースをキャンセルすることはないだろう」とチェイス・キャリーは付け加えた。

「ドライバーが感染したとしても、彼らにリザーブドライバーがいる」

序盤8戦は、7月のオーストリアでの2週連続開催からスタートし、ハンガリー、シルバーストン、スパ・フランコルシャン、モンツァがカレンダーに掲載されている。

カタロニア・サーキットでのF1スペインGPは、8月16日に1戦のみが開催される。

「リバティ・メディアに課した条件のひとつは開催権料を支払わないことだ。チケット販売からの収益や地域への経済的影響がないためだ」とのゼネラルマネージャーを務めるジョアン・フォンセレは EFE通信 に語った。

ジョアン・フォンセレは、スペインは、オーストリアやシルバーストンとは異なり1戦のみの開催が前提だったと語る。

「我々のリバティ・メディアに対する立場は『我々の仕事、経験、ロケーション、天候はご存じですよね」というものだった」

「もし戦目を開催する必要があるならば、我々はそれを研究するだろう。我々は彼らにオプションを与えた」

一方、メキシコGPのプロモーターは、当初11月1日に予定されていたレースを今年も開催する予定であると語っている。

だが、声明の中で、主催者はレースが“無観客”での開催、もしくは“不可抗力によってキャンセル”となる可能性があるとしている。

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カテゴリー: F1 / F1スペインGP