元F1チームメイトが語るミハエル・シューマッハの“ダークサイド”
ジョニー・ハーバートは、ミハエル・シューマッハには「ダークサイド」があったと語り、F1チームメイトとして過ごした短い期間中、2人は「必ずしも仲がよかったわけではない」と明かした。

3度のグランプリウィナーであるハーバートは、1996年にフェラーリに移籍する前の最初の2度のワールドチャンピオンシップで、ベネトンでシューマッハとパートナーを組んだ。

58歳のイギリス人は、シューマッハのチームメイトであることがどのようなものであったかについて、その経験を語った。

「必ずしも仲がよかったわけではない」とハーバートはIce36に語った。

「彼は冷酷だった。でも、だからこそ、彼が達成したことを達成したんだと思う」

「彼は自分のレースでやりたいと思っていた方法を持っていた。彼は幸運にも、フラビオ・ブリアトーレ、ロス・ブラウン、ロリー・バーンなど、彼の周りに適切な人々を獲得し、それらの人々をフェラーリに連れて行った」

「ロスが、ミハエルはこれまで一緒に仕事をした中で最高のドライバーだと言っていたのを覚えている。そのため、彼らは彼のためなら何でもする。そして、僕には何でもしない」

「その結果、ミハエルがやる気を出し、彼がそれに応えるので、彼らもやる気を出して、一緒に成果を挙げる。そして、それが成功のサイクルになる」

シューマッハはその後、フェラーリでさらに5回のドライバーズワールドタイトルを獲得し、歴代F1ドライバーの中で最も多くの勲章を手にした人物となった。

このF1レジェンドの記録は、メルセデスF1のルイス・ハミルトンが最多優勝とポールポジションという新たなベンチマークを打ち立てるまで続いた。

ハミルトンとシューマッハは、それぞれ7回のワールドチャンピオンシップで最多タイ記録を達成している。

シューマッハは雨天の名手として知られ、ハーバートは1996年にバルセロナで行われたフェラーリでの初勝利を今でも印象深く覚えているという。

ミハエル・シューマッハ

「1996年のバルセロナでのウェットコンディションでのフェラーリでの彼の際立ったパフォーマンスは、今でも覚えている」

「フェラーリでの彼の最初の勝利でした。豪雨の中の見事なドライブであり、その後、彼が“レーゲンマイスター(レインマスター)”呼ばれた理由でもある。信じられないようなドライブだった」

「そうだね、彼にはダークサイドもあったが、結局のところ、彼が成し遂げたことを否定することはできない」

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カテゴリー: F1 / ミハエル・シューマッハ