ニコ・ロズベルグ
ニコ・ロズベルグが、111戦目にして果たしたF1初優勝について語った。

ニコ、中国での“1勝”は重要でしたね。111戦目であり、ポールポジションからスタートして1位でフィニッシュしました。ついにナンバー1という目的に到達しましたね?
全てがかなりうまくいった。実際、パーフェクトな週末だったし、純粋に素晴らしかった。

もちろん、チームと一緒にもっと多くの勝利を挙げていくことを楽しみにしている。でも、同時に僕たちはまだベストではないので、現実的なままでいなければならない。1週間では木は天国まで育たないので、慎重になる必要があるね!(笑)

あなたは常に優れた自尊心を持っていました。P1に到達することはかなりの時間あなたの課題だったはずです...
もちろん、勝つことは目標だった。中国はそこにたどり着くための第一歩だよ!

素晴らしい56周について話していただけますか? 勝利には十分ではないかもしれないという疑いや恐れを感じた瞬間はありましたか?
そうだね、序盤は僕を追い抜くために何台か後ろから来ると思っていた。それまでのレースで僕たちは苦労していたからね。でも、レースが進むにつれ、「ワオ、僕はとても強い!」と感じ始めたよ(笑)。実際、いつも思っているドライバーが速く走れていないとわかった。もちろん、彼らはそれぞれ独自の問題を抱えていたので、さらに実現する可能性があると思い始めた。「これは全て僕に起こっていることなんだ。嘘じゃない。幻想でもない、現実だ」ってね。実際に初優勝を意識した瞬間は、最後のピットストップ前にジェンソン(バトン)を捕えたときだ。僕はすでにピットストップを終えていたし、計算上でも僕がトラブルに見舞われなければ、彼が僕を捕える可能性はとても低かった。

中国GPは以前の2つのグランプリとは何が異なっていましたか? 予選がレースよりもチームの得意とすることころであることは秘密ではありませんでしたが、上海では両方が完璧に働いていましたね...
それには多くの理由がある。まず第一に僕たちはマシンとセットアップをかなり向上させたし、タイヤについて多くのことを学んだ。それがひとつの大きな問題だった。でも、コンディションも僕たちに有利に運んでいた。気温、トラックレイアウト、路面のすべてが揃っていた。それにもちろんポールポジションからのスタートも助けになった。他がポジションを争っているときに、自分自身に集中すればよかった。それは素晴らしい経験だった。もちろん戦略も適切だった。言ったように、全てがうまく揃っていたんだ(笑)。

タイヤ、もしくはタイヤの小な作動ウインドウをメルセデスは身に着けていたように思います。どのようにその問題を克服したのですか?
タイヤは今年のチャンピオンシップ優勝の鍵になるだろう。“克服した”というのは大袈裟すぎるフレーズかもしれない。チームワークだった。適切なセットアップ、完璧な戦略、それにもちろんドライビングも忘れてはいけない。全てが揃っていなければなければならなかった。

今年のチャンピオンシップ・バトルにおいて優勢を得るために、チームとドライバーはどのようなことを適切に行う必要がありますか?
正しい組み合わせを見つけることだ。3レースを終え、タイヤはパドックの全員の心のなかでまだ大きな疑問符だと思う。ここまで誰もタイヤの正しい最終的な手法を“読み取る”ことはできていない。僕たち全員がまだ学習プロセスにいる。シーズン終了時点でもまだそれらの秘密を全て探りだせないかもしれない。本当に複雑な問題だ。

この優勝のタイミングは、あなたとチームにとってどれくらい重要でしたか? あなたはメルセデスF1にとっての救世主ですか? 利益なくして費用便益比を説明するのは難しいものです...
重要な勝利だった。冬に非常に高い望みを持っていたし、そのあとの2レースは非常に厳しいものだったので、中国は士気を大きく高めた。もっと多くを得るために、全員で一緒に努力していこうという信頼を高めてくれた。ちょっと予想外だったけど、最高の結果だ。予測することはできないしね。開幕2戦の経験から、僕たち全員が中国では良い結果を期待していたかもしれない。優勝とか、もちろん支配できるとは思っていなかったけどね。チームに来て、救世主のようなことを考えたことはなかった。ピットウォールのメカニック、そして僕たちがその週末に成し遂げたものについて考えてきた。それが僕の考えだ。後になって、ファン・マヌエル・ファンジオやスターリング・モス、そして自分のことが心をよぎった。僕たち全員がシルバーアローでレースに勝っているってね。もちろん、それは僕の歴史にとってボーナスだった。メルセデスは常に費用中立と言っていたので、費用便益比が心をよぎったことはない。僕たちが前進していて、成功しているというメッセージが重要だ。

どのように優勝を祝いましたか? メルセデス・ベンツ・モータースポーツの副社長ノルベルト・ハウグはパーティーの催し方でよく知られていますが...
上海空港のファーストフード・レストランで祝ったよ! その日の夜に飛行機に乗ったので、お祝いはまたの機会を待たなければならない(笑)。

初優勝を111戦待たなければならなかったのはいかがでしたか? その数にはどれくらいの欲求不満と自信喪失が隠されていますか?
問題はなかった。全てのレースが悪かったとは言えない。良い時もあったし、良い結果もあったし、この前の日曜日のような感情もあった。良い結果を出せると信じていれば、それは常に素晴らしいことだ。確かに結果は重要だけど、良いレースをして、自分は素晴らしい仕事をしていると思うことも同じくらい重要だ。最終的に僕たち全員がレースをするためにここにいる! 1位になることはそこに色を添えるものだ。成し遂げた素晴らしい仕事をチームと一緒に祝うことができる。

呪文が解かれた今、あなたとメルセデスの連勝を見ることになりますか? コンディションが非常に異なるここバーレーンではどのようなことをまとめる必要がありますか?
連勝するかはわからない。ここで何が起こるかもわからない。あなたが最下位を予想するなら大きなサプライズが起こるかもしれないね!(笑) 準備はできている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ニコ・ロズベルグ / メルセデスF1