2026 F1 第2回バーレーンテスト2日目 総合結果・タイムシート

一方で、フェルナンド・アロンソのコース上ストップによる赤旗、新スタート手順の反復テスト、フェラーリの“反転”リアウイング機構など、技術面・運用面でも多くのトピックが浮上。
開幕戦メルボルンを前に、各チームのポテンシャルと課題がより鮮明になった一日となった。
■ アントネッリ最速 1分32秒803で2日目トップ
2日目の最速はメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリで、1分32秒803を記録し、同じC3タイヤのオスカー・ピアストリを0.058秒差で抑えて首位に立った。夜間に向けてコンディションが整うなかでのアタックで、縁石を使いながら明確にプッシュしてタイムを出し切った点が印象的だった。
■ 午前はノリス最速 ビッグ4の僅差構図が継続
午前セッションはランド・ノリスが1分33秒453でトップに立ち、マックス・フェルスタッペン、ジョージ・ラッセルが続いた。燃料量やモードが読めないテスト特有の前提はあるものの、上位は一貫してマクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングが近い位置に並び、僅差のまま2日目も推移した。
■ レッドブル・レーシングはフェルスタッペンが139周 走行量で存在感
フェルスタッペンは2セッション合計で139周を走り切り、周回数でも目立った。タイムは3番手でトップから0.3秒台後半という位置づけだったが、報じられた「非常に速いレースシミュレーション」も含め、ロングランの厚みと信頼性を強く印象づけた一日になった。
■ マクラーレンはピアストリが午後に上位も一時停止 トラブルの芽
午後はピアストリが一時トップに立ち、タイムシート上でもマクラーレンの速さを裏づけた。一方で、終盤のプラクティススタートに向けて全車が出ていく局面でピアストリが退避路に止まり、黄旗が提示される場面もあった。その後は走り出して黄旗が解除されており致命的な停止には至らなかったが、「問題の芽」が見えた瞬間でもあった。
■ アストンマーティンはアロンソ停止で赤旗 依然として順調とは言い切れず
この日の大きなアクシデントは、フェルナンド・アロンソがコース上でストップして赤旗が出た場面だ。リプレイではステアリングの表示が消えたように見え、さらに不穏な異音も伝えられた。車両回収にはチームのメカニックが出向く時間も必要となり、午後の貴重な走行時間が削られる格好になった。
■ 新スタート手順を反復テスト 青色LED5秒の「予告」が焦点
2日目もレースコントロールのテストが組み込まれ、スタート手順のトライアルが終盤の見どころになった。青色ライトが5秒点灯してから赤信号の手順に入る新方式で、ドライバーがスタート準備を早めに進められるようにする意図が示された。さらに“追加フォーメーションラップ”もテストとして繰り返され、手順全体の運用確認が進められた。
■ フェラーリは走行中断を挟みつつ「好スタート」継続 反転リアウイングが話題
フェラーリは午前にルイス・ハミルトンの走行が大きく遅れ、周回数が伸びない時間帯があったが、午後は巻き返して周回を重ねた。注目はアクティブエアロ作動時に上段要素が“反転”するように見えるリアウイング機構で、現地でも話題の中心になった。ウィリアムズのジェームス・ボウルズは、珍しいアイデアは「全チームが検討して捨てた」か「まだ検討していない」かの二択だとしたうえで、今回は後者の可能性を示唆し、各陣営が持ち帰って解析を進める流れを強調した。
■ 夕方以降はレースシミュレーションが活発化 追走の“実戦味”が戻る
日没に向かう時間帯にはロングランが増え、フェルスタッペンをピアストリが数周にわたって数車身差で追う場面や、ピット後にハミルトンが前に入って同様の隊列が続く場面が伝えられた。燃料やモードの前提は崩れないが、単独走中心のテストのなかで、複数台が連なって走る“実戦の匂い”が濃いセッションになり、開幕が近いことを実感させる締めくくりになった。

2026年第2回F1バーレーンテスト 2日目 結果・タイムシート
| 順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 12 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス | 1分32秒803 | 79 | |
| 2 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分32秒861 | 0.058 | 86 |
| 3 | 6 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分33秒162 | 0.359 | 139 |
| 4 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1分33秒408 | 0.605 | 78 |
| 5 | 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分33秒453 | 0.650 | 72 |
| 6 | 43 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1分33秒818 | 1.015 | 120 |
| 7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1分33秒987 | 1.184 | 73 |
| 8 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分34秒111 | 1.308 | 77 |
| 9 | 31 | エステバン・オコン | ハース | 1分34秒201 | 1.398 | 58 |
| 10 | 30 | リアム・ローソン | レーシングブルズ | 1分34秒532 | 1.729 | 106 |
| 11 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分34秒555 | 1.752 | 117 |
| 12 | 98 | ガブリエル・ボルトレト | アウディ | 1分35秒263 | 2.,460 | 29 |
| 13 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | 1分35秒279 | 2.476 | 69 |
| 14 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | 1分35秒369 | 2.566 | 50 |
| 15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1分37秒472 | 4.669 | 68 |
| 16 | 77 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | 1分40秒193 | 7.390 | 58 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果
