フェラーリがF1サンパウロGPを1-2発進 レッドブルは決勝優先ハードのみ
2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)のフリー走行が11月3日(金)にアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(通称インテルラゴス・サーキット)で行われ、カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。

今季6回目で最後のスプリントフォーマットで開催されるサンパウログランプリ。フリープラクティスはこの60分間しかないなかで、予選シミュレーション、決勝ロングラン、そして、アップデートを投入したチームは、路面がまで出来上がっていないなかでプログラムを慌ただしく進めた。

各チームの狙いは、スプリントと決勝の捉え方で特にタイヤの使用によって現れた。

フリー走行のトップタイムを記録したのはスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツJr.で1分11秒732。2番手にチームメイトのシャルル・ルクレールが0.10秒差で続き、フェラーリがワンツーで週末をスタートした。ソフトとハードのみの使用で両ドライバーともベストタイムはソフトで記録した。

3番手に0.133秒差でジョージ・ラッセル。メルセデスは12番手だったルイス・ハミルトンも同様にミディアムとハードだけを使用。ベストタイムはミディアムで記録された。

4番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)と5番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、ソフトとハードのみの使用でソフトでタイムを記録。ヒュルケンベルグはハードを3セット使用した。

6番手のランス・ストロール(アストンマーティン)と7番手のピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、ミディアムとハードの使用でミディマウでタイムを記録した。

8番手の周冠宇(アルファロメオ)は唯一3種類すべてのタイヤを使用。9番手にはローガン・サージェント(ウィリアムズ)、10番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)が続いた。

スクーデリア・アルファタウリは、角田裕毅がトップから0.982秒差の13番手タイムをマーク。チームメイトのダニエル・リカルドが14番手に続いた。

レッドブル・レーシングは、決勝のみを見据えてハードタイヤしか使用せず、マックス・フェルスタッペンが16番手、セルジオ・ペレスが18番手だった。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)もハードのみでセッションを終えた。

F1サンパウロGPは、この後午前3時(現地時間15時)から決勝のグリッドを決定する予選が行われる。

2023年 F1サンパウロGP フリー走行 結果・タイム

順位NoドライバーチームタイムGAPLAP
155カルロス・サインツフェラーリ1分11秒732 30
216シャルル・ルクレールフェラーリ1分11秒8400.10832
363ジョージ・ラッセルメルセデス1分11秒8650.13330
427ニコ・ヒュルケンベルグハース1分11秒9280.19619
523アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分12秒0440.31227
618ランス・ストロールアストンマーティン1分12秒1360.40426
710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分12秒1850.45231
824周冠宇アルファロメオ1分12秒4810.74927
92ローガン・サージェントウィリアムズ1分12秒5790.84730
1020ケビン・マグヌッセンハース1分12秒5920.86024
1114フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分12秒6150.88328
1244ルイス・ハミルトンメルセデス1分12秒6380.90630
1322角田裕毅アルファタウリ1分12秒7140.98229
143ダニエル・リカルドアルファタウリ1分12秒7781.04627
1531エステバン・オコンアルピーヌ1分12秒7791.04730
161マックス・フェルスタッペンレッドブル1分12秒7931.06130
1777バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分13秒0121.28031
1811セルジオ・ペレスレッドブル1分13秒0561.32430
194ランド・ノリスマクラーレン1分13秒6291.89725
2081オスカー・ピアストリマクラーレン1分13秒8382.10628


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP