F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスが最速
2022年のF1プレシーズンテストが2月23日(水)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットでスタート。ランド・ノリス(マクラーレン)が初日の総合トップタイムをマークした。
2022年のF1世界選手権は、まったく新しいF1レギュレーションが導入され、空力はフロア下で50%のダウンフォースを占めるグラウンドエフェクト効果にコンセプトを変更。18インチタイヤへのインチアップも相まってF1マシンのルックスは大きく変貌を遂げた。
プレシーズンテストの初日は、主にシステムが正しく機能するかのチェックが目的。また、2回目のテストに向けて、これまで作業してきたシミュレーターで確認してきた数値とコース上での数値の相関を確認するために出来るだけ多くのデータを取ることが主眼となる。
昨年まではF1レギュレーションの理解度が進み、特に王者メルセデスは最終日まで柔らかいコンパウンドを履かずにロングランに焦点を当て、最終日まで手の内を明かさないというシーズンもあった。
今年も手の内を隠すという意味では各チームとも変わらなず、特に1回目のテストではラップタイムは重要な意味を持たないが、6日間しかないなかで出来るだけ周回数を重ね、パフォーマンス作業に移っていくという点では例年よりも1日の作業進捗がより重要となってくる。
初日のトップタイムをマークしたのはマクラーレンのランド・ノリス。午前9時のテスト開始で真っ先コースインしてF1新時代の到来を告げたノリスは、午後にピットレーン出口で停止し、メカニックによってガレージまで戻されるというトラブルはあったが、問題なくセッションを続行。1日を通して走行を担当し、103周を走破。最後の1時間でC4タイヤでタイムを更新し、1分19秒568でタイムシートのトップに立った。
2番目に最速のチームはフェラーリ。午前中にシャルル・ルクレールが1分20秒165で総合2番手に立つと、午後にはカルロス・サインツがテストを引き継いで、ルクレールから0.251秒差の3番手タイムをマーク。2人合わせて153周を走り込んだ。
3番目チームはメルセデス。午前中に走行したジョージ・ラッセルが4番手タイム、午後に走行したルイス・ハミルトンがそこから0.145秒差の5番手につけた。ハミルトンはフロントサスペンションの調整に時間をかけて50周の走行に留まったが、チームとしては127周を走り込んだ。
フェラーリとメルセデスはそれぞれC3でタイムをマーク。チーム内の二人のタイムがすでに似通っている点は興味深い。
4番手チームはアストンマーティン。午前中に走行を担当したセバスチャン・ベッテルが6番手につけた。午後に担当したランス・ストロールは13番手タイム。チームとして119周を走り込んだ。
5番手チームはアルファタウリ。角田裕毅が1日を通してテストを実施し、121周を走行して7番手タイムをマーク。ベッテルとの差は0.362秒。
6番手チームはアルピーヌ。フェルナンド・アロンソが1日を通してテストを行い、127周を走行して8番手タイムをマーク。角田裕毅との差は0.108秒。
7番手はレッドブル・レーシング。マックス・フェルスタッペンが個人では最多となる147周を走行して9番手タイムをマーク。角田裕毅もそうだが、午前中からタイムは更新しておらず、走行距離を伸ばすことに集中していたことが見て取れる。
8番手はアルファロメオ。午後にバルテリ・ボッタスが23周を走行して10番手タイムをマーク。午前中はリザーブドライバーのロバート・クビサが走行を担当したが、トラブルによって9周でセッションを終えている。合計32周と全チームで最も少ない周回数で終えた。
9番手はウィリアムズ。午後に走行したアレクサンダー・アルボンが11番手タイムをマーク。午前中に走行したニコラス・ラティフィと合わせて132周を走破した。
10番手はハース。午後に走行したミック・シューマッハはエンジンカバーが外れるというトラブルがあったが23周を走行して12番手。ニキータ・マゼピンは午前中に20周を走行し、合計42周で初日を終えた。
2022年 F1バルセロナテスト 1日目 結果
カテゴリー: F1 / F1レース結果
2022年のF1世界選手権は、まったく新しいF1レギュレーションが導入され、空力はフロア下で50%のダウンフォースを占めるグラウンドエフェクト効果にコンセプトを変更。18インチタイヤへのインチアップも相まってF1マシンのルックスは大きく変貌を遂げた。
プレシーズンテストの初日は、主にシステムが正しく機能するかのチェックが目的。また、2回目のテストに向けて、これまで作業してきたシミュレーターで確認してきた数値とコース上での数値の相関を確認するために出来るだけ多くのデータを取ることが主眼となる。
昨年まではF1レギュレーションの理解度が進み、特に王者メルセデスは最終日まで柔らかいコンパウンドを履かずにロングランに焦点を当て、最終日まで手の内を明かさないというシーズンもあった。
今年も手の内を隠すという意味では各チームとも変わらなず、特に1回目のテストではラップタイムは重要な意味を持たないが、6日間しかないなかで出来るだけ周回数を重ね、パフォーマンス作業に移っていくという点では例年よりも1日の作業進捗がより重要となってくる。
初日のトップタイムをマークしたのはマクラーレンのランド・ノリス。午前9時のテスト開始で真っ先コースインしてF1新時代の到来を告げたノリスは、午後にピットレーン出口で停止し、メカニックによってガレージまで戻されるというトラブルはあったが、問題なくセッションを続行。1日を通して走行を担当し、103周を走破。最後の1時間でC4タイヤでタイムを更新し、1分19秒568でタイムシートのトップに立った。
2番目に最速のチームはフェラーリ。午前中にシャルル・ルクレールが1分20秒165で総合2番手に立つと、午後にはカルロス・サインツがテストを引き継いで、ルクレールから0.251秒差の3番手タイムをマーク。2人合わせて153周を走り込んだ。
3番目チームはメルセデス。午前中に走行したジョージ・ラッセルが4番手タイム、午後に走行したルイス・ハミルトンがそこから0.145秒差の5番手につけた。ハミルトンはフロントサスペンションの調整に時間をかけて50周の走行に留まったが、チームとしては127周を走り込んだ。
フェラーリとメルセデスはそれぞれC3でタイムをマーク。チーム内の二人のタイムがすでに似通っている点は興味深い。
4番手チームはアストンマーティン。午前中に走行を担当したセバスチャン・ベッテルが6番手につけた。午後に担当したランス・ストロールは13番手タイム。チームとして119周を走り込んだ。
5番手チームはアルファタウリ。角田裕毅が1日を通してテストを実施し、121周を走行して7番手タイムをマーク。ベッテルとの差は0.362秒。
6番手チームはアルピーヌ。フェルナンド・アロンソが1日を通してテストを行い、127周を走行して8番手タイムをマーク。角田裕毅との差は0.108秒。
7番手はレッドブル・レーシング。マックス・フェルスタッペンが個人では最多となる147周を走行して9番手タイムをマーク。角田裕毅もそうだが、午前中からタイムは更新しておらず、走行距離を伸ばすことに集中していたことが見て取れる。
8番手はアルファロメオ。午後にバルテリ・ボッタスが23周を走行して10番手タイムをマーク。午前中はリザーブドライバーのロバート・クビサが走行を担当したが、トラブルによって9周でセッションを終えている。合計32周と全チームで最も少ない周回数で終えた。
9番手はウィリアムズ。午後に走行したアレクサンダー・アルボンが11番手タイムをマーク。午前中に走行したニコラス・ラティフィと合わせて132周を走破した。
10番手はハース。午後に走行したミック・シューマッハはエンジンカバーが外れるというトラブルがあったが23周を走行して12番手。ニキータ・マゼピンは午前中に20周を走行し、合計42周で初日を終えた。
2022年 F1バルセロナテスト 1日目 結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム | GAP | 周回数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分19秒568 | 103 | C4 | |
2 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分20秒165 | 0.579 | 80 | C3 |
3 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分20秒416 | 0.848 | 73 | C3 |
4 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分20秒784 | 1.126 | 77 | C3 |
5 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分20秒929 | 1.361 | 50 | C3 |
6 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分21秒276 | 1.708 | 52 | C3 |
7 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分21秒638 | 2.070 | 121 | C3 |
8 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分21秒746 | 2.178 | 127 | C2 |
9 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分22秒246 | 2.678 | 147 | C2 |
10 | バルテリ・ ボッタス | アルファロメオ | 1分22秒572 | 3.004 | 23 | C2 |
11 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分22秒760 | 3.192 | 66 | C3 |
12 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分22秒962 | 3,358 | 23 | C3 |
13 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分23秒327 | 3.759 | 67 | C2 |
14 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分23秒379 | 3.811 | 66 | C3 |
15 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分24秒505 | 4.937 | 20 | C2 |
16 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分25秒909 | 6,341 | 9 | C3 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果