F1 日本GP 予選:ドライバーコメント
2012 FORMULA 1 JAPANESE GRAND PRIX
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「最初の走行でタイムが出せて良かったよ。その後にイエローフラッグが出たからね。クルマのバランスも最高だったし、今日は路面もうまくつかめような気がしていたんだ。どのセッションも1回のアタックだけで十分だった。こんなことは珍しいけれども、クルマが思い通りに動いてくれると、ここは走るのが本当に楽しいコースなんだよ。特に燃料が軽くて、タイヤが新しいとね。本当に特別なんだ。第1セクターでタイムロスしていたので昨日の夜はハッピーじゃなかったのだけど、自分の過ちに気づいたので、今日のプラクティスではすぐに上手くいったよ。何で、これまでの鈴鹿で、それをやらなかったのかと思った。人は学び続けるんだね。明日はおもしろくなる。ここはタイヤへの負担が大きいので、ポジションをキープするには努力が必要だ」
2位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「かなり充実したセッションだった。最初からQ3は良くなると思っていたんだけれども、少ない燃料と新しいタイヤだと、ここは最高なんだ。1回目のアタックもヘアピン以外は結構満足していた。セバスチャンにはコンマ数秒劣っていたけれども、彼は素晴らしい予選ラップを走っていたので「フェアプレー」だと思った。最終的には、ふたりともとても良い戦いができた。おかげで、明日のレースは有利なポジションからスタートできる。ファクトリーのみんなの努力が報われる結果だ。でも、メインは明日だからね。ポイントが勝ち取れるのは明日だ」
3位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「良い予選セッションだった。Q3ラップの感覚は良かった。僕たちは昨日のオーバーテイクを狙った非常にローダウンフォースのセットアップからクルマはかなり改善させた。今日のためにそれを取り除いて、クルマにはより満足している。でも、ギアボックスペナルティによって後方からスタートするのは残念だ。DRSが導入されはしたけど、ここはオーバーテイクは決して簡単ではない。それに実際、今年DRSゾーンが短縮されたのはかなり驚きだった。でも、ここでレースをするのは大好きだ。明日の全員の戦略がまだ見えない。タイヤのグレイニングとブリスターがかなり多かったからね。状況はまだあまり予測はできない。僕にとってチャンピオンシップの望みが薄いことはわかっているけど、日本の観客の前でうまくやりたい。勝利を目指すつもりだ」
4位 小林可夢偉 (ザウバー)
「今日は最大限の力を引き出せたと思うので満足しています。最後のアタックは黄旗が出ていたので、バックオフしたし、DRSもスイッチオフしたので、少しタイムをロスしていました。金曜日から大きくクルマを改善してくれたチームに本当に感謝しています。新しいパーツは最初はちょっと手こずっていましたが、きちんと機能させられるようになりました。セッティングにいくつか手を加えたあと、クルマの速さが戻ってきました。このスタート位置からだと表彰台をかけて戦えるチャンスがあるし、僕のF1キャリアで最初の表彰台を母国日本のファンの皆さんの前で獲得できればまさに夢のようです。そのためにもまずいいスタートを決めなければならないし、フロントロウからスタートしてアクシデントに巻き込まれた今年のスパよりも運がほしいですね」
5位 ロマン・グロージャン (ロータス)
「昨日のセッションは2つともトリッキーだったので、2台ともQ3に進めたことは十分なリカバリーだ。予選がとてもタフになることはわかっていたし、第1セクターをもっときれいに走れていれば、もう1つ順位は高かったかもしれない。でも、今日は上位勢があまりに速かった。現時点で僕たちはちょっとダウンフォースが不足しているけど、今夜いくつか小さな調整をして、正しい戦略がを立てられれば、明日は多くのポイントを持ち去れると思う」
6位 セルジオ・ペレス (ザウバー)
「Q3での最後の走行は完璧ではなかったけど、それでも悪くはなかった。今日、このような力強い予選結果を達成できてチームのためにとても嬉しく思う。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。金曜日の最初は本当にペースが不足していたからね。力強く、スピーディなリカバリーだったし、明日のレースではまた表彰台を争えると自信を持っている」
7位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「不運に腹を立てているという以外になんて言えばいい? ターン14の進入という最悪のタイミングでイエローフラッグが出た。そこまでのラップは素晴らしかったし、今日の4番手タイムを記録するあらゆる可能性があった。3番グリッドからスタートできるはずだった。そこから完全に異なるイメージのレースができたはずだったけど、起こったことは受け入れなければならない。今日は不運だったので、明日は運が向いてくれるだろうね! 先頭のレッドブルのようにとても強いライバルに立ち向かうことになるし、後ろにはマクラーレンもいるので、トラックの両側に注意していなければならない。難しい日曜日になると予想している。一番の目標はフィニッシュすることだ。信頼性が重要だし、多くのポイントを持ち帰らなければならない。昨日と比較してクウrマにいくつか変更を施したけど、変更に確信が持てなかったので、FP3後にセッティグを元に戻した。通常、フライングラップでの僕たちのパフォーマスよりもレースペースの方がいいことを考えれば、正直、明日は今日よりも楽観的に考えている。実際にそうなることを願っている」
8位 キミ・ライコネン (ロータス)
「スピンしてしまった。良いラップだったし、プッシュしていた。ちょっと攻めすぎたかもしれない。クルマの感覚はここまでの週末でベストだったので残念だ。クルマが明日も良ければ、前進できるはずだ。どうなるか様子をみてみよう」
9位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日の予選セッションは、今シーズンで最も期待外れなセッションだった。正直、セットアップを間違った方向に持っていってしまったし、最終的にあまりにアンダーステアが多かった。予選までクルマの感覚は週末ずっと素晴らしかったけど、それを今日の午後に生かすことができなかった。結果として、そこからベストを引き出すことができなかった。でも、ジェンソンはクルマ自体がかなり良いことを示していた。彼は今日素晴らしい仕事をしていたし、昨日のロングランのペースも悪くなかった。なので、明日のレースで何が起こるかはわからない。苦しい戦いになるだろうけど、今のセットアップで最大限にプッシュするつもりだし、うまくタイヤを管理して、前のクルマを何台かオーバーテイクできることを願っている。明日はできる限り多くのポイントを獲得したい」
10位 ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「午前中の事故でスタッフ達は僕のクルマを修理するために懸命に作業していたので、予選にむけてのビルドアップはかなり激しかった。大きなインパクトではなかったけど、角度が不運だったし、修理しなければならない部分がたくさんあった。Q1でタイムを記録するために十分な時間で僕を送り出してくれたスタッフを心から称賛したい。クルマの感覚はすぐに良かったし、常に目標としているQ3に進出することができた。僕たちはタイヤをセーブするという戦略的な決断をしたのでタイムは記録しなかった。それは明日の戦略の幅を広げてくれる。特にギアボックス交換で僕が5グリッド降格ペナルティを受けることはわかっていたからね。戦略がうまく働けば、明日ポイントを獲得するチャンスはまだある」
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