F1ベルギーGP決勝 ドライバーコメント
2008 FORMULA 1 ING Belgian Grand Prix
ベルギーGP決勝レース後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とティモ・グロック(トヨタ)の2名に25秒加算ペナルティが科せられた。その結果、優勝のルイス・ハミルトンは3位に、8位入賞を果たしたティモ・グロックは9位と降格した。

以下の順位はレース直後の順位で掲載。

1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「僕のキャリアの中あで最もエキサイティングなレースの1つだった。信じられないくらいタフだったよ。2周目でのスピンで、残りのレースを後ろで戦うことになった。でも、キミは前に見えていたし、ただギャップを縮めるためにプッシュして、プッシュして、プッシュしたんだ。彼がトラフィックに捕まって、より近づけることを望んでね。土砂降りになったとき、キミはブレーキングで少し慎重になっていたし、本当に近づくことができた。シケインでアウト側を見たとき、僕たちはほとんど事故を起こしそうだった。僕は彼を避けるために左にステアリングを切る必要があったんだ。スタート/フィニッシュラインを横切ったとき、僕は彼を前に生かせるためにスペースを残した。そのあと、なんとかラ・ソースで僕のマシンを内側につけることができたんだ。」

2位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「今回は困難なレースというよりも、スタートとフィニッシュで非常に変わったことが起こったレースだった。スタートのあと、僕はオールージュが湿っているかもしれないと思い、少し用心深かった。キミはアタックして、うまく通ることができたそれからラップタイムはかなり似ていたけど、僕の前の人たちをパスするのは困難だと理解した。僕は特に終盤は、状況をなんとかやりきろうとした。雨が降り始めたとき、僕は最も近い追手とはかなり良いマージンがあったし、リスクを冒したくなかった。特に僕の前で起こっていたことを考えればね。今日、マシンは完璧なバランスではなかった。土曜日の午前中、いつもここでのレースでするように僕たちはダウンフォースをわずかに減らした。でも、今日のトラックコンディションは、明らかにこの選択に合っていなかった。ハードタイヤ?明らかにソフトタイヤより御子勝ったし、グリップが不足していた。それはマシンのバランスを少し矛盾させた。」

3位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「素晴らしいレース週末だったし、今日は非常に満足だ。スタートでは僕の前の人たちよりうまくいった。そのあと、僕はアウト側のラインに行く決断をしたけど、残念なことにヘイキ・コバライネンが僕のマシンにぶつかった。これは起こりえたことだし、マシンにダメージがなかったのは幸運だった。もちろん、多くの順位を失った。そのあとのレースで、僕はいくつか取り戻すことができたけど、そのあとトラフィックにはまってしまった。霧雨が降り始めたとき、僕は次のラップで大雨になると確信して、ウェットタイヤに変更する決断をした。チームは僕に僕が言った意味を尋ねていたよ。ピットストップのあとでピットレーンを離れたとき、僕はラジオで何ラップあるかを尋ねた。エンジニはこの周とあと1周だと言ったんだ。トラック上にまったくマシンが見えなくて、僕は間違った決定をしてしまったと思った。でも、それは成果をあげた。ヒーローになるかゼロになるかという決断だったね。」

4位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
「僕たちは多数の自己があった困難なレースを4位でフィニッシュした。チームにとって、特にチャンピオンシップでの僕たちのポジションのために良い結果だ。僕たちの目標は、多くの重要なポイントを獲るということだからね。僕たちは今日、表彰台を逃したけど、マシンがチャンピオンシップで3番目に強いチームであることを示すことができた。」

5位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
「僕とセブの両方がレースのあとで笑顔になれた。最後のラップは信じられなかったし、最後の5メートルで抜かれたのはショックだった。ハイドフェルドに続いてアロンソがインターミディエイトで僕を「ヒューッ」と抜いていったんだ。最後はとても慎重を要したし、本当にマシンを信頼しなければならなかった。僕たち全員がオールージュとブランシモンはフラットだと言っていたけど、いくらか雨が落ちていた。これらのコーナーの本当の特性だと言えるね。トラフィックにはまってしまったけど、全体的に素晴らしいレースだった。でも、マシンには満足してるし、今日の僕たちはとても力強いペースを持っていた。前のドライバーたちはまだ異なる局面にいるけど、僕たちはいくらか前進したし、これから次の数レースでポテンシャルを生かせるかは僕たち次第だ。」

6位 ロバート・クビサ (BMW)
「今日は表彰台でフィニッシュするチャンスがあったので、結果には満足していない。僕たちは2度目のピットストップで問題があった。僕は2つか3つポジションを失い、ニックの後ろでトラックに戻った。雨が降りははじめたとき、彼はピットにタイヤを変えにいった。僕はまさにニックの後ろにいて、あまりに多くの時間を失うので同じことができなかった。一緒にピットにはいることはできないからね。また、無線に問題があって、天候についての情報がなかった。僕たちは今日ポイントを逃した。でも、それがレースだ。」

7位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
「最後のラップで、マシンが全てのコーナーを逃れられるかは宝くじだったよ。そのときまで全てが順調だったので、恐ろしい状況だったよ。でも、僕はリスクを冒すよな状況ではなかったし、レースの最後は、どこでフィニッシュしたかわからなかったよ。素晴らしい結果にとても近づいていて、ほとんど触れることができたと感じていた。その時点でが素晴らしい週末だったので、非常にフラストレーションが溜まるフィニッシュだった。そのような残念だったけど、それでもチームのためにとても力強い結果だったよ。」

8位 ティモ・グロック (トヨタ)
「とても際どいレースだったよ。けれど、今日はずっとポイントを獲得するのが難しそうだったから、それが達成できて嬉しいよ。チームの皆、特にスタート作業を行ってくれたスタッフに感謝を言わないといけない。なぜならば、彼らの作業は両方のクルマにとって素晴らしいものだったし、前の数レースでは完璧な仕事をしてくれたからね。第1コーナーで、セバスチャン・ブルデーがヤルノに追突するのを見たから、混乱が起きるかもしれないと思って、巻き込まれないようにしたんだ。そして、最初の何周かはタイヤに熱を入れることが全然できなかったんだ。とても手こずってしまい、順位をいくつか落してしまった。雨が降り出した時に、ピットストップを行ってスタンダード・ウェット・タイヤに履き替えることを決めた。そして、その判断が功を奏した。容易ではなかったけど、最終コーナーでマーク・ウェバーをパスして、ポイントを獲得することができたんだ。」

9位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「最初の数ラップはコンディションのためにかなり慎重を要したけど、僕たちはのスタートはOKだった。僕は若干短い走行だったし、それをすれば、クリアなトラックをもてたけど、そうならなかった。僕は少し重いボーデの後ろでいくらかタイムを失った。でも、僕たちはまだ程良いポジションにいた。そのあと、僕はヘイキ(コバライネン)と接触し、いくらかタイムを失った。それは僕たちのかなりアグレッシブだった戦略に損害を与えた。プライムタイヤでの最後のスティントでは、マシンの感覚はベストだった。今日、ポイントを獲れなかったのは残念だ。チームは多くの努力をしてくれたからね。」

10位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
「1コーナーで2台のクルマの間に押されて、多くの順位を失った。でも、取り戻せるマシンがあることをわかっていたし、最終シケインでマーク・ウェバーと並ぶまでは素晴らしい前進をしていた。彼より速いことがわかっていたけど、彼は僕が内側にいたのがわからなかったかもしれない。僕タイは接触し、彼は僕の前でスピンしたんだ。それがレースだ。レーシング・インシデントだ。でも、それは僕にドライブスルーペナルティをもらたし、フィールの後ろに僕を追いやった。それでも、プライムタイヤでの僕のペースは良かったし、相当な数のクルマをなんとかオーバーテイクすることができた。最後の数周でギアを失い始めるまで、僕はダンプ状況を利用することができたと思う。結局、まさに最後のラップでギアボックスが壊れ、ストップしなければならなかった。」

11位 デビッド・クルサード (レッドブル)
「スタートではホンダ勢の後ろで長く押さえられてしまい、そこからポジションをあげるのは厳しかった。僕たちはドライバビリティが不足していた。不安定なコンディションは最後にレースを面白くしたね。おそらく僕たちはもう1ラップ早く、インターミディエイトに変更できただろう。」

12位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
今日は僕にとってそんなにエキサイティングなレースではなかった。結局、僕はスタート位置とマシンの持っていたパフォーマンスからベストを尽くした。このような全てを考えると、12位は僕たちが達成できたベストな結果かもしれない。レースの終盤、僕たちはウェットタイヤにするかという難しい判断をしなければならなかった。なにも得ることはできなかったけど、良い決定をしたと思っている。全体的に僕たちにとっては良い週末ではなかったし、今はモンツァに期待して、改善させなければならない。最近のテストで、僕たちにより合っているサーキットだという自信があるよ。」

13位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「パフォーマンスは良く、僕たちにとって力強いレースだった。サーキットでは多くのオーバーテイクとかなり多くの戦いがあった。僕はバトンに追いついて、まさに彼の後ろにいたけど、そのあと最終ラップで雨になった。数周残っていたし、僕たちはドライタイヤでもウェットコンディションでかなり速かった。僕たちは留まり、彼と他のドライバーをパスすることができた。今回のレースにはかなり満足している。」

14位 中嶋一貴 (ウイリアムズ)
「今日は僕にとって難しいレースだった。最初のコーナーですこし接触して、タイムを犠牲にした。僕は1ストップ戦略だったので、そのあとは、ただコンスタントなペースを維持しようとした。これを考えると、僕のレースペースは周りのマシンと比較して、悪くはなかったと思う。僕はレースの間にいくつか前進した。そのあと終盤に雨が降って、スリックのままでいるか、ウェットにするかをという難しい指示があった。結局、僕たちはピットストップし、タイヤを変更したけど、順位をあげるのに十分な時間がなかった。」

15位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
「マシンパフォーマンスは、僕らがスパで想定していたものに比べ、はるかにタフなものだった。17番手からいいスタートを切ることができず、僕が行きたい方向はすべてマシンに囲まれてしまった。そして、ルーベンスがギアボックスにトラブルを抱えたとき、その後ろに連なる隊列に僕もつかまった。最初のスティントからハンドリングがあまり良くなく、グリップがなくてバランスもとれていなかった。だから、ピットに戻ってきてプライムタイヤ(ハード側)に履き替えたとき、フロントウイングを立てた。そうするべきとは思ったのだが、昨日は2種類のタイヤを比較するチャンスがなく、残念ながらこの変更でフロントエンドによりすぎてしまった。それに、リアのタイヤ圧が低く、ドライブが難しい状態だった。」

16位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
「とてもアンラッキーだったよ。なぜならば、素晴らしいスタートが切れて、11位から6位まで順位をあげたのに、後ろからとてもひどい追突をされて、そのためにクルマがダメージを負ってしまったんだ。その後、ドライビングが困難になってしまった上に、このアクシデントが原因でギアボックスに問題が生じた。そのため、唯一の目標はレースを走り遂げることになった。今回もまた、ここでは運がなかった。競争力はあるのに、不運に見舞われることが、スパではよく起きるように思えるよ。強いレースができて、ポイントを獲得できることを願っていたんだけどね。競争力のある戦略を持っていたし、素晴らしいスタートが切れたから、それは可能なことだったのに、何とかすることができなくて残念だよ。」

17位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「残念なことに、中嶋がスピンして僕のマシンの前を横切り、フロントウィングが壊れ、マシンにかなり多くのダメージを負った。フロントウィングがなくなり、タイヤがパンクしてしまい、ピットに戻って多くの時間を失った。残念ながら、ピットレーンから出たとき、ちょうどリーダーの前にでてしまい、そのあと少なくとも40回はブルーフラッグが降られたよ!レースの終盤に、僕は天候を見てレインタイヤを付けてほしいと言ったんだ。それは正しい選択だったけど、ほんの2〜3周しか残っていなかった。状況がもっと早ければ良かった。でも、スタートと考えると、最終的な結果はそれほど悪くなかったと思うね。」

18位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
「僕は勝つためにここに来たし、間近だった。ファイナルラップでトラックコンディションは非常に重要だった。残念なことに、僕はワイドに走行してしまい、トラックに戻ろうとしたとき、スピンして壁で終わってしまった。今日、マシンは非常によく動いていたので、残念だ。」

--位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
「レースは僕にとって、すごくうまく進んでいた。しかし、残念ながらトゥルーリをオーバーテイクしてからすぐに、6速を失ってしまった。走行を続けようとしたが、ギアボックスの挙動から7速に入れる前に6速に入れなければならず、エンジンにオーバーレブが発生し、重大なダメージを負う可能性があった。このエンジンは今回から使っているもので、来週モンツァでも使用するため、チームはリタイアするのが最善の策だと判断した。全体としてはすばらしい週末とはいかなかった。僕らの最大の問題は、タイヤを温めるのに苦戦したことで、これがパフォーマンスに大きく影響した。」

--位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
「今日は、1ストップ戦略の計画だった。だから僕のクルマは重い燃料を積んでいた。僕は良いスタートを切って5位になり、励みになった。でも、サーキットにはまだダンプの部分があって、ミスをしてしまった。今日はなにかできると思っていたので残念さ。ポジティブなままでいたいし、先週テストした場所であるモンツァを楽しみにしている。僕たちはそこで力強いレースができると期待している。」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果