F1 ブラジルGP 決勝:ドライバーコメント
FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO PETROBRAS DO BRASIL 2011
1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「とてもいい気分だ。優勝はいつだって最高さ。セバスチャンとのバトルは彼にトラブルがあったので強いバトルではなかったけど、それでも僕のペースは強かったし、マシンの中での感覚はとても良かった。最高の一年を締めくくりだ。最後にファステストラップを獲得てきたのはとても価値があった。振り返ってみると、僕にとっては素晴らしいシーズンではなかったけど、最悪なシーズンでもなかった。1年のスタートが弱かった。他のドライバーのミスを生かすことができなかったし、堂々と勝てる状況に自分自身を置くことができなかった。それが望みだけど、モータースポーツでは勝てるときに勝たなければならないものだ。今日は僕とってとても重要な勝利だったし、チームにとっても高い位置でフィニッシュできたことは大きい。最後の数ラップは本当に楽しかった。僕たちはここで3連勝を挙げることができたし、チームにとって素晴らしいトラックだ」
2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「素晴らしいスタートができていたので、問題があるというメッセージは残念だった。そのあとは早めにシフトしてギアボックスを温存しなければならなかった。回復することを願ってプッシュし続けたけど、そうはならなかったし、そこからはチェッカーフラッグを見ることが目標になった。マークは素晴らしいレースをしたし、勝利に相応しい。2位を獲得してトロフィーを得られたことには満足している。シーズンの素晴らしい締めくくりになった。2台のマシンで1-2フィニッシュはとても良い結果だ。レースに勝ちたかったけど、それでも素晴らしいシーズンだった。本当に信じられないくらいだよ。僕たちにはコンペティティブなマシンがあると思ってシーズンに入ったし、何勝かできるかもしれないと思ってはいたけど、驚異的だった。チームはほぼ完全無欠だったし、ここ2年と比較して大きくレベルを上げた。僕たちは自分達がやっていることを楽しんでいるし、毎日ガレージに入って、みんなの笑顔に会えるのが嬉しいんだ。それが一番大切なことだ」
3位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)s
「ここではソフトタイヤをうまく機能させることができなかった。どのセットでもデグラデーションが酷かったので、最後の2つのスティントでプライムを走らせることに決めた。プライムでのペースは素晴らしかった。2セット使って、本当にいいバランスとグリップを見つけることができた。レース序盤にフェルナンドに抜かれたのは残念だった。ターン5の立ち上がりでコース上にたくさんのデブリが散らばっているのが見えた。それが何だったのかはわからないけど、踏みたくはなかったし、フェルナンドがいたので左に寄ることができなかった。それで引かなければならず、後ろに下がってしまった。でも、プライムはとてもうまく機能していてので、最終スティントでフェルナンドを追いつめて、ターン3で抜くことができた。理想的にはターン1で抜きたかった。DRSを使わずに抜く方が楽しいからね。でも、ストレートをうまく走ってターン3の立ち上げリで彼を抜くことにした。今日は全力を尽くしたし、表彰台は1年を締めくくるには最高の結果だ」
4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「スタートから戦略、チームワークまで全てを完璧にできたレースだった。僕たちはこれ以上のことはできなかったので、最終結果は僕たち自身よりも他チームのパフォーマンスによるところが大きい。今日は再びとても良いスタートができたし、バトンに素晴らしい追い抜きを仕掛けることができたけど、ミディアムタイヤではもはや彼をかわせるスピードはなかった。DRSが起動しないという問題もあった。他のドライバーと接戦をしていたわけではないけど、オーバイテイクの間のコンマ数秒のゲインは確実に助けになったはずだ。今回のグランプリはシーズンをまさに反映していた。僕たちは常にほぼ最大限の仕事をしていたし、トップ2ほど良くはないマシンで表彰台フィニッシュを争っていた。チームワーク面で僕たちは2011年にかなり成長したし、違った2012年を過ごすために確実にここをスタートポイントにしなければならない」
5位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「週末の最後は難しいレースだったし、技術的な見解からもベストではなかった。正しいバランスを見つけられなかったし、昨日判明したパンクによってレースのためのソフトタイヤが1セット奪われてしまい、2ストップにするしかなかった。直近のライバルと比較してソフトよりも大きなパフォーマンス差があるミディアムで多くのラップを走らなければならないので、不利になることはわかっていた。確かにフェラーリでの100目をもっと違って結果で祝いたかったけど、この結果を受け入れなければならない。実際レースは、ソフトではそれなりにいいけど、硬い方のコンパウンドには苦労するというシーズンを要約していた。観客の愛情を感じられてとても嬉しかったし、彼らは週末の始めから終わりまで僕を応援してくれた。僕とチームとって厳しい一年だったけど、もうペースをめくることができる。マシンの改善に取り組まなければならないし、再びこのような期待外れなシーズンを過ごさないよう全力を尽くしていく」
6位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
「今日の結果には本当に満足している。全てが計画通りに進んだ素晴らしい週末だった。全てのセッションでフィーリングは良かったし、チームは、今日このような優れたマシンを僕に与えてくれるために素晴らしい仕事をしてくれた。戦略面でも適切な判断ができた。メルセデスを倒すチャンスがあるとわかっていたし、まさにそれができたからね。なので6位にはとても満足している。シーズンを締めくくるには最高の結果だし、目標としていたドライバーズチャンピオンシップ9位に上げることがもできた」
7位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「今日は理想的なシーズンの結末とはいかなかった。ポイントは獲得できたけど、7位より高い位置でフィニッシュできると思っていた。スタートが良くなかったし、路面温度がとても高かったので、タイヤにオーバーヒートの問題を抱えていた。レース全体でタイヤをとても慎重に管理しなければならず、ペースに影響が出てしまった。もう前を向いているし、2012年はもっとうまくやれることを期待している。僕たちは来年もっと良いクルマを開発するために懸命に作業しているので、冬のエキサイティングな時間を楽しみにしている」
8位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)
「僕におってかなりタフなレースだったので、今日の8位は素晴らしい結果だ。レースの半分くらいでギアボックスに懸念があったので、チームはただマシンをホームに持ち込むよう伝えてきた。最終スティントでは後ろの小林とのギャップを管理しなければならなかったけど、最終的にはかなり楽にそれができた。それが僕のF1初シーズンの終わりだ。素晴らしい一年だった。特に僕たちはチャンピオンシップ6位で終えることができたことはね。チーム全体にとって相応しい結果だし、この素晴らしい一年を通しての全員のヘルプとサポートに感謝したい」
9位 小林可夢偉 (ザウバー)
「非常に悪かった予選から挽回するためチームが素晴らしい仕事をしてくれました。いいスタートだったし、レースペースもよかったです。僕たちはレースペースについて取り組んでいたので、シーズン最後の2レースでポイントを獲ることができて嬉しいです。なにより今日はトロロッソの前でフィニッシュすることが大切だったし、それを実現できたことを嬉しく思います。戦略もよかったし、クルマもよかった。チームにとても感謝しています。シーズン後半は少し苦労したので、この冬に取り組まないといけないことがたくさんあります。来シーズンも同じチーム、同じドライバーで続けられるのはいいことです。でも僕たちはもっと強くなりたいと思っています」
10位 ヴィタリー・ペトロフ (ロータス・ルノーGP)
「ポイントフィニッシュできて良かったのは確かだし、昨日の予選ポジションへの良い返答だ。レーススタートは良かったし、スピードもそんなに悪くなかった。マシンにはかなり満足だった。かなり早くにピットインしたことでトロ・ロッソの2台の後ろに下がってしまったし、彼らをオーバーテイクするのはとても難しかった。それでかなりのタイムを失ってしまった。それがなければ、小林可夢偉の前にいられたと思う。10位ではなく9位でフィニッシュしたかった。ピットストップは良かったし、1つはとても良いピットストップだった。シーズン最後まで僕のクルーは良く働いてくれた。今年はもっと多くのポイントを望んでいた。素晴らしいシーズンではなかったけど、僕を信じてサポートしてくれたチームの全員にありがとうと言いたい。来年はまた違ったシーズンだし、一緒にさらに良い仕事をして、もっと良い結果を成し遂げられることを期待している」
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