F1 ルノーF1
ルノーF1チームのエンジン担当テクニカルディレクターであるレミ・タフィンは、2019年型F1パワーユニット『E-Tech 19』はすでにプレシーズンで非常に野心的な目標を達成していると語った。

2019年シーズンにむけてF1パワーユニットを一新したルノーは、第2週のF1バルセロナテストでニコ・ヒュルケンベルグが509周、ダニエル・リカルドが452周を走行して合計961を走破。チームとして3番手に多いマイレージを稼いだ。

パフォーマンス面でもニコ・ヒュルケンベルグが総合5番手タイムとなる1分16秒843をしている。

「我々は今年に向けて高い目標を設定したが、それは達成できた」とレミ・タフィンはコメント。

「言える限りでの目標を達成したと思う。我々は自分たちが達成したことに満足している」

昨年のルノーのF1エンジンのパフォーマンスは失望を生み、レッドブル・レーシングが12年間にわたるパートナーシップを解消し、ホンダへとF1エンジンを変更する決定打となった。

しかし、ルノーは2019年に向けて軌道修正することができたと自信をみせている。

「過去数年はかなり似通ったものだったし、今年もまたそれが我々がいる位置だ。実際、ダイナモで開発し、測定したもすべてがコース上で見られるものと同じだった」とレミ・タフィンはコメント。

レミ・タフィンはF1エンジンの進歩はチームにとって“大きなステップ”だが、3月17日の開幕戦オーストラリアGPを前に興奮しすぎてはいけないと警告する。

「明らかにそれは同じことだ。コースに出て、自分たちがどの位置にいるかを見極める必要がある。予選とレースで確認できるメルボルンまで待たなければならない」

ルノーF1チームは、第1周のバルセロナテストで進行の妨げとなったDRSシステムの問題を克服したと考えている。DRSシステムの故障によってダニエル・リカルドは2日目にスピンを喫していた。

ルノーのシャシー担当テクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは「第1週はスピードトラッブ的には遅かったが、我々はDRSを使っていなかったのが主な理由だ」とコメント。

「今週、我々はスピードトラップ上の順位を上げた。今日のスピードはもう少し賢明だったと思負う。だから私はあまり心配していない」

「リアウイングを使って走った場所やプログラムで何をしているのかは把握している。我々はかなり快適だ」

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム