レッドブルF1代表 「角田裕毅とハジャーを今季中に交代する計画はない」
レッドブルF1代表のローラン・メキースは、2025年シーズン終了前に角田裕毅をアイザック・ハジャーと交代させる計画はないと明言した。

ハジャーは先週末のF1オランダGPで初めての表彰台を獲得した。予選で見事に4番手につけ、決勝ではランド・ノリスの終盤リタイアの恩恵を受けて3位に入り、初の表彰台フィニッシュを果たした。

レーシングブルズのルーキーであるハジャーは、そのスピードと結果で印象的なシーズンを過ごしており、先週末ついにフランス人最年少でF1表彰台に立つ快挙を成し遂げた。

それ以前からも、ハジャーが早期にレッドブルに昇格するのではないかという憶測は高まっていた。20歳の彼自身も6月のカナダGP前には「準備ができているとは思わない」と語っていた。

一方で角田裕毅は、今季序盤2戦の後に不振のリアム・ローソンと交代する形でレーシングブルズからレッドブルに昇格した。しかし25歳の角田は昇格後苦しいシーズンを過ごし、14戦でわずか4度の入賞にとどまっている。それでも、先週末のザントフォールトでは9位に入り、7戦連続ノーポイントの悪循環を断ち切った。

フェルスタッペンのチームメイトとしては苦戦が続いているものの、残り9戦における角田のシートは安泰のようだ。

イタリアGP開幕前の金曜日、ハジャーがシーズンを通してレーシングブルズに留まるのか問われたメキース代表は次のように答えた。

レッドブル・レーシング

「短い答えで言えば、イエスだ。ドライバーの決定については我々は明確に、そして公に“時間がある”と言ってきた。来年に向けてさまざまなシナリオをカバーできる十分な人数がドライバープログラムにいる。我々には急ぐ理由がない」

「シーズン中に変更するつもりはない。角田はここ3戦で良いステップを踏んできている。我々はさらなる成長を望んでいるが、彼は良い仕事をしている。7戦ぶりにポイントを獲得し、スパではチームでのベスト予選を記録し、彼はポジティブな流れに乗っている」

「アイザックの進歩を見て、彼が前戦で示したパフォーマンスを目にするのは本当に素晴らしいことだった。今季を通して積み重ねてきた進歩の素晴らしい証明だ。ただ我々はドライバー問題については落ち着いている。レッドブル側にはすべてのカードが揃っている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / 角田裕毅 / ビザ・キャッシュアップRB / アイザック・ハジャー