レッドブルF1首脳 「RB20はフェルスタッペンしか飼い慣らせない“ビッチ”」
レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、レッドブルのRB20をマックス・フェルスタッペンだけが“飼い慣らす”ことができる“ビッチ”だと評した。

レッドブル・レーシングは、今週末のオランダグランプリに、現在グリッド上で最強のパッケージを持つ マクラーレンに42ポイントのリードを持って臨む。

2022年に現行のレギュレーションが導入されて以来、レッドブルは初めて圧倒的な強さを誇るマシンを手にすることができず、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの両ドライバーがRB20に苦戦している。

開幕戦では全く逆の状況で、フェルスタッペンは最初の5レース中4勝を挙げ、ペレスも自信を持ってドライブしていた。

しかし、最近レッドブルに何か変化が起こったようで、マルコはどこに問題があるのかわからないと述べた。

「シーズンの初めには、我々の車は今のマクラーレンと同じくらいバランスが取れていた」とマルコはAuto Motor und Sportに語った。

「どんなコースでもどんなコンディションでも走れる。でも、どこかで道を間違えた。この車はマックスだけが飼い慣らすことできるビッチになってしまった」

「それらはマシンをますます予測不可能なものにした。マシンのセットアップとバランス調整がますます難しくなった」

レッドブル・レーシング レッドブル・RB20

セルジオ・ペレスはレッドブルの最近の苦境が始まって以来、まったく振るわず、マックス・フェルスタッペンでさえハンガリーで苦戦を強いられた。

現世界チャンピオンの彼はRB20と格闘することを強いられているが、それでもオーストリアとベルギーでは予選でかなりの差をつけて最速タイムを記録した。

マルコは、この2か国でのQ3でのフェルスタッペンのラップを高く評価し、オーストリアチームをシーズン序盤のメルセデスと比較した。

「マックスの予選ラップは特別だった」とマルコは付け加えた。「レースでは、その優位性は消えてしまった」

「今年の初めのメルセデスのように、我々は状況によって速いときもあれば遅いときもある。シルバーストーンのように、レース中に雨が降ることもある」

過去4回の勝利のうち3回で表彰台を獲得しているが、スペインGPで優勝して以来、表彰台は1回だけだ。

マルコが指摘するように、3度の世界チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンにも、うまくいかないことがある。

「我々は、最近の成績よりも良い状態にある」とマルコは主張する。「シュピールベルクでの不運なピットストップ、ハンガリーでのハミルトンとの接触事故、スパでのグリッド降格ペナルティがなければ、マックスはもっと良い位置につけているだろう」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング