レッドブルF1 セルジオ・ペレスの低迷でマクラーレンに追撃の「好機」
マクラーレンのCEOザック・ブラウンは、セルジオ・ペレスの苦戦により、マクラーレンがF1コンストラクターズタイトルをレッドブルと争うための「好機」が訪れたと考えている。
マクラーレンは、昨季からの復活を今シーズンの前半戦でも継続しており、特にランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンにレースでの勝利を迫り続けることで、レッドブルとトップ争いを繰り広げている。
シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.、ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンの勝利も、フェルスタッペンからポイントを奪うことに貢献した。さらに、オーストラリアグランプリでリタイアしたことにより、フェルスタッペンはさらに不利な状況に陥った。
しかし、3度のチャンピオンに輝いたフェルスタッペンが安定した走りを披露する一方、チームメイトのペレスは昨年のシーズン中盤の不振をほぼそのまま再現し、今シーズンも同様の成績不振に陥っている。
セルジオ・ペレスは、マイアミグランプリ以来、トップ5に入ることができていない。それ以来の6レースで、7位が最高で、2回8位という結果に留まっている。その間、モナコとカナダではクラッシュを喫し、シルバーストーンの予選ではスピンして砂利道に突っ込み、レースでは絶望的な状況に陥った。
セルジオ・ペレスの苦難により、マクラーレンはタイトル争いにおいて78ポイント差まで縮めることができた。フェラーリは2位につけているが、スクーデリア自身もモナコ以降、調子を落としている。
レッドブルとの戦いにおけるチームの見通しについて尋ねられたザク・ブラウンは、「最終的にはペレス次第になると思う」と答えた。
「マックスは今年の残りのレースで1位、2位、または3位になるだろうと想定する必要がある。おそらく3位よりも1位の方が多いだろう。」
「セルジオのパフォーマンスが低迷していることが、我々にとってチャンスを生んでいる。もし過去6戦、つまり今年の残り戦で獲得したポイントと同じポイントがあれば、我々は仕事をやり遂げられると思う。だから我々はそれを十分認識している」
「しかし、アンドレアがチームを鼓舞する方法は、今週末、次のセッション、そして翌週のことばかりだ。我々は、できるとわかっていますが、それが我々のモチベーションの原動力ではない。
「我々のモチベーションの源は、毎週、毎回のセッションでより良くなろうとすることであり、そうすれば結果は自然とついてくるだろう」
マクラーレンは、ハミルトンがチームでドライブした最後のシーズンとなった2012年以降、F1タイトル争いに加わっていない。ホンダとの提携が低迷した時期もあったが、現在はようやく立ち直りつつある。
レッドブルはライバルチームがアップグレードパッケージを投入し始める前に、今年好スタートを切ったことで、ランキングトップのチームに余裕を与えている。
しかし、ブラウンは、チーム内で成功の可能性について話し合いが持たれたかどうかについて、「全員がそうしていたと思う。バーレーンに行って、『よし、これでチャンピオンシップは決まりだ』と全員が思ったと思う」と語った。
「壮大なレースになるだろう。メルセデスは今、かなりペースが速いようだ。フェラーリもそこにいる。約2レース前（モナコ）はシャルルが優勝した。」
「壮大な戦いになるだろう。メルセデスは今、絶好調のようだ。フェラーリも、2レース前のモナコでシャルルが優勝した」
「ある意味で、後半戦には4つの異なるチームがレースに勝つような気がする。だから、かなり素晴らしい。シーズンが今始まらなかったのが残念だ」
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