レッドブルF1首脳 RB20のパフォーマンスに満足「コンセプトは機能」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、バーレーンで行われた2024年F1プレシーズンテストでレッドブル・レーシングの新型RB20が見せた初日のパフォーマンスについて「非常に印象的だった」と評価した。

マックス・フェルスタッペンが3連覇を達成し、記録的なチャンピオン獲得キャンペーンを展開した2023年以降、レッドブルはRB19をマイルドに進化させたマシンを投入するとの見方が広まっていた。

しかし、ミルトン・キーンズを拠点とするレッドブルは、2024年マシンに予想外の技術革新を数多く導入してライバルたちに挑戦状を叩きつけた。

そしてマルコによれば、バーレーンでの走行初日のフェルスタッペンの力強いペースを踏まえると、新車のコンセプトは今のところ完璧に仕上がっているという。

「とても、とても、とても印象的だった」とマルコは語った。「多かれ少なかれ、何の問題もなく142周を走った。コンセプトは機能している。それが第一のポイントだ。クルマは反応しているし、開発も進んでいる。いい感じだ」


「どんな変更をしても、どんなことを試しても、クルマは反応していた。みんな笑顔だった」

レッドブル・レーシング

マルコは、新車のデザインに保守的なアプローチを取らないという選択には常にリスクが伴うことを認めた。

「つまり、それは常にリスクなんだ。メルセデスを見れば、彼らはいくつかの問題を抱えていたが、我々のクルマは最初のラップから機能していた。だから我々は非常に誇りに思っているし、うれしく思っている」とマルコは語った。

「信頼性も信じられないほどだ。タイヤパフォーマンスの面では、やはりフェラーリのほうが問題を抱えている」

「また、マクラーレンは少しナーバスになっているようだ。メルセデスが何をしたのかはわからない。あが、僕たちは自信を持っていい」

レッドブルのライバルたちがもっと速くなると予想していたかどうかという質問に対し、マルコは鋭い答えを返した。

「彼らは我々がやることを予想していなかったと思う」とマルコは語った。「どう言えばいいんだろう?クルマはどれも昨年の我々のようだ」。

他のチームがレッドブルのRB20をコピーすることについてマルコは「このようなコンセプトを実現するには時間がかかる」と語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング