レッドブルF1 クリスチャン・ホーナーが解任ならニューウェイも退団？
何が起こったのかについてはいくつかの話が出回っているが、レッドブル・レーシング内の女性従業員からの告発のようだ。母体であるレッドブルは、この状況について社内の独立調査を開始した。
この調査から何が出てくるのか、そしてチーム代表にどのような影響が及ぶのかはまだわからない。また、ホーナーには自主的な退任が求められたという噂もすでに流れている。当時はこれを拒否していたホーナーだが、調査によって実際に重大な事実が明るみに出れば、F1で最も長くチームボスを務めている人物が辞任せざるを得なくなる可能性もある。
ホーナーとニューウェイの契約の噂
情報通のイギリスF1ジャーナリスト、ジョー・サワードによると、クリスチャン・ホーナーとエイドリアン・ニューウェイは互いを保護する契約を結んでいるとし、この話は暗転する可能性があるとしている。一方がチームを去れば、もう一方も去る可能性があるからだ。この話はまだ確認されていないが、万が一ホーナーがチームを去ることになれば、レッドブル・レーシング内の勢力図は驚くべきものになるかもしれない。
「もしクリスチャンが職を失い、解雇されたとしたら、レッドブルで何が起こるかを議論し、考えるのは興味深いことだと思う。 多くのヨーロッパの報道陣は、そうなった場合マネジメントはレッドブルに戻ると言っていると思う。チームの将来はどうなるんだろう。エイドリアン・ニューウェイがどうするのかも気になる」とウィンザーは語った。
ニューウェイがホーナーの件で去るかもしれない理由
「彼はおそらく本当に引退する年齢だろう。彼はクリスチャンを緩衝材として、本当に付き合いやすい男として使っていたあの時代がついに終わったと思うだろうね。彼らは波長が合う。クリスチャン（ホーナー）が退団すれば、クリスチャンにとっては明らかに悪いことだ。だが、もっと大きな影響は、エイドリアンの将来にどんな影響を与えるかだと思う」
ウィンザーはニューウェイの引退を考えているが、別のチームでのチャンスも見ているというわけだ。フェラーリにはまだテクニカル・ディレクターがおらず、ニューウェイは常にそのチームで働きたいと表明している。ウィンザーは、彼がまだその仕事をやりたがるかどうか疑っている。
「彼らが必ずしもエイドリアンからベストを引き出すとは思えない。政治が大きな役割を果たしたウィリアムズでは、彼は成功しなかった。マクラーレンのロン・デニスも似たようなものだった。クリスチャン（ホーナー）のほうがずっと一緒に仕事をしやすく、いろいろな面でソフトだった。フェラーリへの移籍が）実現する時期を逸してしまったのだろう」とウィンザーは結論づけた。
フェルスタッペンのレッドブル・レーシングでの将来
マックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシングでの将来を考えているのかもしれない。そう語るのは、ピーター・ウィンザーだ。クリスチャン・ホーナーをめぐる捜査の余波が、その一翼を担っているのかもしれない。
「クリスチャンが去り、エイドリアンがかつてほどF1に興味を示さなくなったとしよう。ロス・ブラウンとチームがフェラーリを去ったとき、その勢いは少し続いた。だから勢いは続くだろう。あそこには十分に優秀な人材がいるからね」とウィンザーは自身のYoutubeのビデオで語った。
「しかし、2026年以降、そして2028年に向けてさらに大きな変化が起こることになれば、マックスは考えるだろう。そして突然、マックスはもっといいものがあるんじゃないかと考えるようになる」
フェルスタッペンにはレッドブル・レーシングとの契約が2028年まで残っている。加えて、フェルスタッペンはすでに定期的に、この契約後もF1を続けたいかどうか迷っていることを表明している。フェルスタッペンは2028年に31歳になり、そのときに引退を選ぶかもしれない。
レッドブルに忠誠を誓うニューウェイ
しかし、F1-Insider.comの情報によると、ホーナーとニューウェイの友情の絆は現在冷え切っているという。ニューウェイはすでにレッドブルに、ホーナーがいなくてもワールドチャンピオンチームに忠誠を誓うことを伝えたという。つまり、少なくともレッドブルの技術責任者は残るということだ。ホーナーがどうなるかは、調査結果が出るまでわからない。
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