レッドブルF1代表 「F1イタリアGPの最大の敗者はファン」
レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イタリアGPの締めくくりに決して満足しておらず、モンツァに来場していたファンのフラストレーションは理解できると語る。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、パワーユニット関連のグリッド ペナルティにより、モンツァで7番グリッドからスタート。最終スティントでは逆転に望みをかけてソフトタイヤに交換していたシャルル・ルクレールに20秒差をつけていた。

シャルル・ルクレールは、十分な速さではなかったものの進歩を遂げていた。そして、ダニエル・リカルドがマクラーレンをリタイヤさせるために車を止め、53周中47周目にセーフティカーを発動させたとき、状況は変わった。

セーフティカーが1周前にピットインした3番手のジョージ・ラッセルの前に出たため、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールの両方がソフトタイヤに交換するために再びピットインした。

実際、最後にスプリントを可能にするためにレースを赤旗中断とする可能性や、トラックがクリアとなり最後のバトルのためにグリーンに戻る可能性はなく、マックス・フェルスタッペンがチェッカーフラッグを受けられるようセーフティカーがピットインして、レースは終了した。

フェラーリのホームレースの観衆は、ブーイングで自分たちの気持ちをはっきりと伝えた。クリスチャン・ホーナーもその反応を理解している。

クリスチャン・は、この決定はグリーンフラッグ状態でレースを終えるためにあらゆる努力をするという「原則」に反していると述べた。

クリスチャン・ホーナーは、彼にセーフティカーが入らなかった、もしくは最後にシュートアウトが行われていたとしてもマックス・フェルスタッペンは勝っていたとしながらも、モンツァではファンが最大の敗者だったと語った。

「我々はセーフティカー先導でレースに勝ちたくはなかった」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

「そして、それは我々が何年もの間話し合ってきたものであり、彼らはレースで終了する必要がある。レースを開始するのに十分な時間はあった」

「彼らは間違った車の前にセーフティカーを出した。ジョージ・ラッセルをの前に出てしまった。我々はより速い車を持っていた。我々はセーフティカーの後ろではなく、トラックでレースに勝ちたいと思っていた」

「我々はすべてのファンと失望を分かち合っている。グランドスタンドからフィニッシュが奪われた」

「我々はレースが展開するのを見るのが好きだ。我々は勝っていただろう。もしセーフティカーがなかったとしても、採用した1ストップで十分なペースがあった」

「我々はタイヤの新しいセットを保存し、シャルルのスクラブされたセットに対して新しいセットを持っていたが、グランドスタンドに見せることができなかったフィニッシュのためにすべてを準備していた」

「そして、それは以前に議論した原則に反していると思う。残念ながら、今日の最大の敗者はファンだったと思う。我々はそれに対処するために迅速に検討する必要がある」

レースを赤旗中断するのが適切だったと思うかと尋ねられたクリスチャン・ホーナーは「彼らにはそれを実現するのに十分な時間があったと思う」とコメント。

「彼らは間違った車の前にセーフティカーを出し、それらすべての車が文字通り再び追いつくようにしなければならなかった。 詳細を調べる必要があるが、バリア内ではなく、車はトラックの脇に駐車されていたので、私としてはレースを再開するのに十分な時間があったと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1イタリアGP