レッドブル・ホンダF1 「初めてRB16の真のパフォーマンスを確認できた」
レッドブル・ホンダF1のクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが今シーズンのタイトル争いに挑めると判断する前に“より明確な状況”を確認するのを待ちたいと語る。

先週末のF1 70周年記念GPでは、マックス・フェルスタッペンがメルセデスを完璧に封じ込めて今シーズン初勝利をレッドブル・ホンダに今シーズン初勝利をもたらした。

過去数年、レッドブルはシーズンが進むにつれて競争力を増してきたが、新型コロナウイルスによるF1カレンダーの変更によって、これまでレッドブルが得意としていたサーキットのいくつかは中止が決定している。

マックス・フェルスタッペンは、優勝の勢いを維持できるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「言うのは難しい」と語る。

「メルセデスは最近のいくつかのイベントと比較して今日(70周年記念GP)はパフォーマンスが低かったと思うし、全体像が明確になるにはさらに数レースが必要だと思う。しかし、我々は2020年の初勝利、特にこの記念レースで勝てたことを嬉しく思っている」

クリスチャン・ホーナーは、2回目のシルバーストンでのレースで初めてRB16の真のポテンシャルを垣間見ることができたと語る。

「これまでこのマシンにはやや苦しめられていた」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「私たちが信じているパフォーマンスを実際に目にしたのは今日が初めてだった」

「我々としては、土曜日に弱かったコーナーで今日なぜこれほどうまく機能したかを理解することが非常に重要だ」

「風は少し弱く、気温は過去数日間、そして、先週末とかなり似ていた。ピレリが先週末に抱えていた問題のため、タイヤの空気圧は少し異なった」

「我々にとって、このデータを持ち帰り、分析して理解することが重要だ」


「今週末、レーシング・ポイントとルノーでコンマ1秒をかけて戦ったように土曜日は間違いなくパフォーマンスが低下している。だが、レースでは彼らを周回遅れにした」

「大きなデルタがあるし、最初の4〜5レースでもそのパターンが少し見られていた」

「理解しなければならないことはたくさんあるが、このパフォーマンスを得られたことは本当に励みになるし、行われているすべてのハードワークに報いるものだ」

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、序盤戦でRB16が抱えていた主要な問題は解決しており、レッドブル・ホンダは今後さらにメルセデスにプレッシャーをかけ続けることができると語る。

「マシンはまだ我々が望んでいるレベルからは程遠いが、我々は開発を継続している」とヘルムート・マルコは APA通信 に語った。

「風洞でのテストやCFDのデータが示しているものがまだサーキットでは見られていない。だが、ゆっくりとそこに近づいてはいる」

「マシンの主要な問題は解決しているが、まだいくつか小さな問題が残っている」

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、先週末のシルバーストンでメルセデスがタイヤに問題を抱えた理由のひとつは、自分たちが彼らにプレッシャーをかけることができていたことだと考えている。

「我々の基本的なスピードはかなりよかったし、メルセデスは限界での走りを余儀なくされていた。以前の彼らはただクルーズしているだけだった」

だが、ヘルムート・マルコは、メルセデスが予選で強さを見せている秘密は分からないと語る。

「メルセデスの予選タイムについてはまだ説明できない。あれはちょっとばかり奇妙だ」

しかし、今週末のバルセロナはかなり気温が高くなると予想されているが、レッドブル・ホンダにとってはそれが有利に働く可能性もあるとヘルムート・マルコは考えている。

「それに関してはうれしく思っているが、どうして我々のクルマがあれほど気まぐれなのかをこれから突き止める必要がある」

「我々は諦めるつもりはないし、今も自分たちは挑戦者だと思っている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1