F1 レッドブル・ホンダ
レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、F1バルセロナテスト最終日の作業、そして、2019年のF1プレシーズンテストを振り返った。

3日目のピエール・ガスリーのクラッシュによって、レッドブル・ホンダは最終日を不本意な形で終えることになった。前日に英国からパーツが輸送されて旧スペックのパーツを含めて急造マシンを組み立てたが、ギアボックスに問題が発生。

テスト初日にピエール・ガスリーがコースオフしてすでに1つギアボックスを壊していたこともあり、マシンを修復することができず、マックス・フェルスタッペンは午前中に29周しただけでテストを終えることになった。

それでも、レッドブル・ホンダは、テスト全体でマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ね、チームとしては833周を記録した。

ギヨーム・ロケリンは、“2週間の成果が無駄になったわけではない”とし、レースに向けた準備はできていると語る。

「このバルセロナでのテストを新しいマシン、新しいPUサプライヤー、そして新しいドライバーとともに迎えたが、その全てがうまく噛み合う形で機能していたと思う」とギヨーム・ロケリンはコメント。

「今日のような問題はテスト中には往々にして起こってしまうものだが、最終日を早く終えなければならなかったことは残念だった。しかし、この2週間の間バルセロナで挙げた成果が無駄になったわけではない。多数のテスト項目をこなし、シーズン開幕に向けて我々が進むべき方向性と、RB15について多くの学びを得られたテストとなった」

「テストの間ホンダの働きは素晴らしいものだった。PUは十分な信頼性を見せてくれたし、我々のチームメンバーとも非常にいいチームワークの下で働くことが出来た。ピエール(ガスリー)にとっても新しいチームでのスタートとなり、マシンや手順など、学ぶことも多く大変だったと思う」

「マシンのバランスは良く、パフォーマンス面でも期待できるし、レースに向けた準備はできていると思う」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング