レーシングブルズ F1サンパウロGPでダブルQ3進出「2台入賞が明確な目標」

アイザック・ハジャーが5番手、リアム・ローソンが7番手と、両者が揃ってQ3進出を果たしたのだ。チームの車両性能責任者ギヨーム・デゾトーは、天候と路面の変化、そしてセットアップの見直しが好結果につながったと説明している。
スプリントでの苦戦と判断変更
デゾトーはまず、午前中のスプリントについてこう振り返った。
「予想していたより天候は良かったが、スタート時の路面はまだ湿っていた。全員がドライタイヤを選択したが、我々にとっては難しいレースになった。アイザックはソフトタイヤでスタートし、序盤でいくつかポジションを落とした。赤旗後にはミディアムに切り替え、多少は競争力が増したが、それでもポイント圏内には届かなかった。リアムはまずまずのスタートを切ったが、ターン3の出口で芝生に押し出され、タイヤを汚してしまい、次のコーナーで接触してフロアとボディワークを大きく損傷した。そこからのリカバリーは厳しかった。」
セットアップ変更が功を奏した予選
「スプリント後の夜に分析とシミュレーター作業を行い、ドライバーからのフィードバックも踏まえて、いくつかのセットアップ変更を実施した」とデゾトーは続けた。「アイザックにはダウンフォースレベルの変更も行った。その結果、2人とも見事な走りで5番手と7番手を獲得した。Q2では13台が0.5秒以内という非常にタイトな展開だったが、チーム全体としてセッションの流れをうまくマネジメントできた。」

「目標は明確だ ― 2台でポイントを」
最後にデゾトーは、日曜決勝への期待を語った。
「明日は長いレースになるが、グリッドポジションは悪くない。目標ははっきりしている。2台ともポイントを獲得することだ。」
ハジャーとローソンはいずれもレースペースに手応えを感じており、デゾトーの言葉通り、サンパウロの決勝ではレーシングブルズのダブル入賞が現実的な目標となる。
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