F1 キミ・ライコネン フェラーリ アゼルバイジャンGP 2018年のF1世界選手権
フェラーリのキミ・ライコネンは、F1アゼルバイジャンGPで“あまりに危機的状況が多かった”と明かし、2位表彰台でフィニッシュできたのは“幸運だった”と語った。

キミ・ライコネンは、オープニングラップでエステバン・オコン(フォース・インディア)と接触したが、2度のセーフティカー、レッドブル勢のダブルリタイア、バルテリ・ボッタスのリタイアなどインシデントの多い大波乱のレースを2位表彰台で終えた。

今回の結果により、コンストラクターズ選手権3位に浮上したキミ・ライコネンは、レースでかなりの幸運に恵まれていたと語る。

決勝日に強風が吹き荒れたバクー市街地コースで、キミ・ライコネンはレコノサンスラップでウォールにクラッシュしかけ、レース終盤にもフルスピードでウォールにヒットしていたことを明かした。

「リスタート後の1周目のストレートの最終区間に差し掛かったとき、フルスピードで内側のウォールにヒットした。フロントホイールが外れなかったのはかなり幸運だった」とキミ・ライコネンは語る。

「速くなることは期待していたけど、僕は幸運だった。楽なレースでも楽しいレースでもなかった。ウォールすれすれの場面が何度もあった。グリッドに着くときでさえ、すでにウォールにぶつかりそうだったし、なんとかそれを避けることができていたくらいだ。危機的状況があまりに多すぎた」

「フィーリングは良かったけど、一貫性がなかった。『OK、できる限り速く走るけど、少し安全にいこう』と考えていた。レッドブル勢がレース序盤にやり合っているのを見て、後半に彼らが互いに近づいたときは何か起こるだろうとかなり確信していた」

「その後はすべてが変わり、別のタイヤを装着したらいい感触が戻ってきたし、すべてがハマってきた。昨日よりもはるかに良い一日だったけど、2位は望んでいる結果ではない。序盤のポジションを見て、それを受け入れて、そこから頑張った。僕たちにスピードがあることはわかっている。とにかく物事をまとめなければならない。ポテンシャルはあると確信している」

また、オープニングラップでのターン3でのエステバン・オコンとの接触に関しては、2台揃ってコーナーに向かう際に純粋にオコンが自分との距離を把握していなかったと考えている。

「僕はあのコーナーでインサイドにいたし、彼が僕を見ていたかどうかはわからない。でも、接触があったのは確かだし、彼はその被害をこうむった。彼は僕がそこにいるのをわかっていたと思う。すぐ隣にいたからね」

「たぶん僕のことを見ていなかったんだと思う。見るのがかなり難しいときもあるしね。彼が何も考えずにターンインして、僕がそこにいた。僕にとって理想的なスタートではなかったけど、そこから悪化することはなかったし、その意味では幸運だった」

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ / F1アゼルバイジャンGP