セルジオ・ペレス キャデラックF1復帰評価に反論「錆びついていない」

2026年シーズンに新規参戦したキャデラックF1は、序盤戦で苦戦を強いられている。しかしその要因はドライバーのコンディションではなく、新車特有のトラブルやレース中のダメージにあるとペレスは強調した。
今回の焦点は3つある。復帰直後からのパフォーマンス評価、結果が伴わない背景、そしてマイアミGPに向けたアップグレードの重要性だ。
「錆び」ではなくマシンの問題
「正直に言って、僕たちはかなり高いレベルでパフォーマンスを発揮できていると思う」とセルジオ・ペレスは語った。
「メルボルンの週末にはすごく満足していたし、初めての予選にもかなり満足していた。レースではまったく違う状況になって、多くのダメージを抱えていた」
「だから決して順調ではなかった。上海も簡単な週末ではなかったし、レースでは大きなダメージを負っていた」
アンドレッティが指摘した「錆びつき」という見方に対し、ペレスは一貫してそれを否定。問題はドライバーではなく、マシンの信頼性とレース展開にあると位置づけた。
結果に結びつかない“完成しない週末”
「まだ完璧な週末を過ごせていないというだけだと思う。でも自分のパフォーマンスにはかなり満足している」
「復帰してすぐ、数日以内にはペースに乗れていた。ドライビングに関しては良い状態にあると感じている」
ペレスにとって問題はスピードではなく、結果に直結する「流れ」だ。実際、ここまでのレースではトラブルやダメージが重なり、ポテンシャルを結果に変換できていない。

鈴鹿で見えた前進と現実的な差
鈴鹿では一定の手応えも得られた。2026年シーズンで初めてリードラップでフィニッシュし、予選での差も縮めている。
「興味深かったよ。ウィリアムズやアルピーヌとバトルしているとき、彼らはそこまで遠くないと感じた。ただ、彼らは安定してペースを見つけ続けている」
これは、キャデラックが中団勢に近づきつつある一方で、安定したパフォーマンスという点ではまだ差があることを示している。
マイアミが最初の本当の試金石
「明らかに次のステップが必要だし、マイアミに大きなアップグレードを持ち込めることを本当に期待している」
「それがチームにとって最大のテストになると思う。グランプリごとに進歩しているし、今回はデプロイメントの問題を除けば、ほぼすべてがスムーズだった」
「だから中団で戦えるような一歩を踏み出せることを願っている」
中東ラウンドの中止により生まれた5週間のインターバルは、キャデラックにとって開発を進める重要な時間となる。マイアミで投入予定のアップグレードが、今季の方向性を決定づける可能性は高い。
結果が伴わない現状に対する外部の評価とは対照的に、ペレス自身はパフォーマンス面での手応えを強調している。問われているのはドライバーの状態ではなく、チームがそのポテンシャルをどこまで引き出せるかだ。
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