マクラーレン、2026年F1マシン『MCL40』をバルセロナテストで初走行
マクラーレンは水曜日、バルセロナで行われているF1テストの3日目午前に、2026年F1マシン「MCL40」を初めてコースに送り出した。新車はインスタレーションラップを完了し、ついに実走デビューを果たした。

コンストラクターズ世界チャンピオンであるマクラーレンは、今回のバルセロナテストが5日間にわたって行われ、各チームに許される走行日は3日間という異例の形式であることを踏まえ、意図的に走行開始を遅らせる判断を下していた。

マクラーレンは開発時間を最大限に確保するため、バルセロナ前のフィルミングデーでのシェイクダウンを行わず、テスト初日から無理に走行を開始することも避けた。火曜日の走行も検討はしていたが、マシンの準備と最終調整にさらに時間を充てることを選択し、結果的に雨で走行が中断された火曜日の状況も、その判断を後押しする形となった。

ただし、テストへの参加日数を最大化するためには、水曜日には確実に走行を開始する必要があった。そのためマクラーレンは、他チームにはない形で3日間連続でマシンを走らせるスケジュールを強いられることになる。

マクラーレンは月曜朝にMCL40のレンダリング画像を公開していたが、比較的シンプルなデザインに見えたこともあり、実車は開発の進行度合いを反映して異なる外観になると見られていた。

ブラックのテスト用リバリーをまとったMCL40は、現地時間11時少し前にランド・ノリスのドライブでコースインした。これによりマクラーレンはセッション序盤の数時間を逃したが、その時間帯はアウディとハースによる赤旗で合計約40分間中断されており、実質的な影響は限定的だった。

ノリスは、ハースによる中断が解除された直後にインスタレーションラップを行った。

水曜日は参加チーム数が大幅に増える見込みで、メルセデス、レーシングブルズ、アルピーヌ、アウディ、ハースが午前9時のテスト開始と同時に走行を開始した。キャデラックも水曜午前からテストに復帰する予定となっている。

マクラーレンを除く水曜日走行の各チームは、すでに月曜日に走行を行っていた。レッドブルは月曜日に走行し、火曜日にはフェラーリとともに再登場したが、火曜終盤にアイザック・ハジャーがクラッシュし、マシン後部に大きなダメージを負ったため、今後このテストで再び走行できるかは不透明な状況だ。

アストンマーティンはテスト参加が遅れており、木曜と金曜に走行する予定だが、木曜日の遅い時間帯に初走行となる可能性も示唆されている。

一方ウィリアムズは、新車FW48の製作遅延を理由に、今回のテストから完全に撤退した。

同チームのマシンが大幅な重量超過で、クラッシュテストにも繰り返し失敗しているとの憶測も出ている。しかし先週報じられたとおり、シャシー自体はFIAのホモロゲーション試験をすでに通過している。

先週末時点ではノーズボックスのテストがまだ必要とされていたとされるが、それが今回テスト不参加の直接的な原因ではなかった。仮にそうであれば、ウィリアムズはノーズテストを形式的なものと捉え、それ以上に優先すべき課題が存在したことを示唆している。



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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム