マクラーレンF1 「ニューウェイ離脱でレッドブルF1から多くの履歴書」
先週水曜日、デザインの第一人者であるエイドリアン・ニューウェイが、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンというスタードライバーを擁して7回のドライバーズチャンピオンシップと6回のコンストラクターズチャンピオンシップ獲得に貢献し、19年間の勤務したレッドブル・レーシングを去ることが発表された。
エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルの社内政治に幻滅し、レッドブルを離れることを決めたと理解されている。この社内政治は、チームのボスであるクリスチャン・ホーナーを支持するタイ側と、ヘルムート・マルコとフェルスタッペン一族を支持するオーストリア側との主導権争いに発展している。
この問題は、女性従業員に対するホーナーの不適切な行為の疑いに関する内部調査によって爆発的に表沙汰になった。告訴状は当初却下されたが、その後控訴された。
ライバルチームのチーフであるブラウンは、エイドリアン・ニューウェイのような 「非常に高い誠実さ 」を持つ人物がレッドブルを去ることに驚きはしなかったと語り、ニューウェイが辞める最後の有名人にはならないだろうと予想している。
「驚いたかって？半年前だったら驚いていただろうね」とザク・ブラウンは語った。
「しかし、今年に入ってからのこと、そしてエイドリアンのことをよく知っていること、そして彼がとても誠実な人であることを考えれば、彼が去ることに驚きはない」
「あそこで起こっていることは、少し不安定なものだと思う。おそらく最初のドミノ倒しだと思うが、飛び交っている履歴書を見る限り、これが最後ではないだろう」
レッドブルの混乱が始まってから、マクラーレンはより多くの履歴書を受け取ったのかと尋ねられたブラウンは「チームから来る履歴書が増えている。エイドリアンは史上最も成功したデザイナーだと思う」
「彼がレーシングチームにもたらす技術的なクオリティだけでなく、人々はエイドリアンのような人の下で働きたいし、彼と一緒に働きたいと思っている」
「だから、彼が純粋な技術的観点からチームにもたらすものを失うことになると思うし、リーダーシップや、彼と一緒に働くことで得られる興奮も失われることになると思う」
エイドリアン・ニューウェイは2025年3月からライバルチームに移籍できることになっており、フェラーリが65歳のニューウェイを獲得する有力候補となっている。一方、ブラウンはマクラーレンがニューウィイを獲得する可能性を否定した。
「マクラーレンに関する限り、私はマクラーレンの男女がやっているすべての仕事にとても満足している」とブラウンは付け加えた。
「昨年後半から、彼らがマシンにパフォーマンスを与える方法を知っていることを示し始めたと思う。私はチームの世界を全面的に信頼している」
「僕たちはトップに返り咲くことを追い求めているし、そのための人材、才能、機材、ドライバーは揃っていると思う。だから、このまま突っ走るつもりだ」
ザク・ブラウンの期待に応え、F1マイアミGPではランド・ノリスが初優勝を達成し、マクラーレンに2021年F1イタリアGP以来となる勝利をもたらした。
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