マクラーレンF1、両ドライバーがシルバーストンでF3マシンで走行
マクラーレンF1のカルロス・サインツとランド・ノリスは、6月18日(木)にシルバーストンでF3マシンによる走行を実施。2020年のF1世界選手権の再開にむけた準備を強化した。

2週間後にオーストリアで再開する大幅に遅れた2020年のF1世界選手権を前に多くのF1チームがプライベートテストを実施。新型コロナウイルスに対応したF1の厳格な衛生プロトコルになれるとともに、ドライバーたちもレースにむけて肩慣らしを行っている。

F1のルールでは、現行マシンでテストは2日間のフィルミングデーが許可されているが、走行距離は各100kmにかぎられている。そのため、F1チームは無制限の走行距離を達成するために2016~2018年の古い仕様のF1マシンを使用してプライベートを実施している。

メルセデスは、先週シルバーストンで2018年F1マシン『W08』を使用して2日間のテストを完了し、ルノーF1は、今週レッドブル・リンクで同じく2018年F1マシン『R.S.18』で2日間のテストを行った。一方、レーシング・ポイントF1は、フィルミングデーを利用してシルバーストンで2020年F1マシン『RP20』を走らせている。l

しかし、マクラーレンF1は、2018年にホンダからルノーにF1パワーユニットを切り替えたことによって2016年と2017年F1マシンは使用することができず、2018年F1マシンはルノーを搭載しているものの、来季からメルセデスに切り替えるマクラーレンに対してルノーがF1エンジンの供給を拒否したとされている。

そのため、マクラーレンはイギリスGPの会場であるシルバーストンでカーリンとのドライバーテスト日を設定。生憎のウェットコンディションのなかで走行を実施している。ランド・ノリスはジュニアキャリアをカーリンで過ごしており、今回はF3マシンでの2回目の走行となる。一方、カルロス・サインツは2月末のバルセロナでのプレシーズンテスト以来となるシングルシーターでの走行となった。

マクラーレンF1



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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / カルロス・サインツJr. / ランド・ノリス