ルイス・ハミルトン 今季初優勝
マクラーレンは、F1ハンガリーGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが優勝、ヘイキ・コバライネンが5位だった。

王者ハミルトンが、やっと今シーズン初勝利を手にした。この優勝は、KERS搭載マシンの今シーズン初優勝でもある。

序盤はパフォーマンス不足に苦戦していたマクラーレンだが、マクラーレンの底力を感じさせる勝利。戦闘力を取り戻してきたのは確実だろう。

ブラウン vs レッドブルで進んできたチャンピオンシップをかき回すのは、マクラーレンかもしれない。

ルイス・ハミルトン (1位)
「長くもがいていた気がするので、こうしてまた表彰台の頂点に立てて本当に素晴らしい気分だ。今日は僕のベストレースのひとつに入れてもいい。今日まで僕は絶対に諦めなかった。チームスタッフもまったく諦めていなかった。彼らを誇りに思う。これほどのペースで走れるとは思っていなかったので、まさか勝てるとは思わなかった。マシンは、スタートからフィニッシュまで、ずっと完璧だった。今後もプッシュを続ける。それがマクラーレン・メルセデスのやり方だ。一度ではなく、いつもウィナーでいたい。今日はどうしてもフェリペのことを言っておきたい。今季初優勝は確かに嬉しいが、今病院のベッドで寝ているドライバーがいることを忘れてはならない。彼の一刻も早い回復を願っている」

ヘイキ・コバライネン (5位)
「全チームにとって、特にルイスにとって非常に素晴らしいレースだった。次回は僕の番がくると期待している。過去数ヶ月間、マシンパフォーマンスを向上させようとチーム一丸で努力を続けてきた結果が、今日の勝利だ。スタッフひとりひとりが力を振り絞ったからこそ、今日の成績につながった。そういう思いがあるから余計に嬉しい。やはりフェリペの容態が気になる。一刻も早く元気になって欲しい」

マーティン・ウィトマーシュ(チームプリンシパル)
「今から4週間前に、『マクラーレン・メルセデスがかってのスタイルを取り戻し、ハンガリーGPで優勝する』と言い切れた人はほとんどいなかったはずだ。今回の勝利は、まさに超人的偉業と呼ぶべきハードワークの賜物だ。今シーズンは非常に厳しい戦いを強いられている。だが、ウォキング、ブリックスワース、シュツットガルトのスタッフは、一瞬たりとも諦めたりはしなかった。常に前を向き、一心不乱に作業を続けたのだ。素晴らしいスタッフに恵まれたことを誇りに感じる。今日のルイスは、まさに完璧だった。それ以外の言い方が見つからない。スタートからフィニッシュまで、ずっと集中を保ち続けた。必要な時、必要なだけペースアップして、レースをコントロールし続けた。彼は、困難に直面したことでますます強くなった気がする。今年はいい勉強をさせてもらっている。来年に向け、シーズン半ばでようやく勝つようなマシンではなく、開幕当初からワールドチャンピオンシップが狙えるマシンを作り上げたい」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ担当バイスプレジデント)
「今日のルイスは一言でいえばセンセーショナル、完全に抜きん出ていた。KERS搭載車の初優勝であり、シルバーアローはまたひとつF1史に残る偉業を達成したと言っても過言ではない。ヘイキは、トラフィックに引っかかってしまったのが惜しまれるが、ペース自体は悪くなく、5位でフィニッシュできた。今日一日でこれまでの9戦分のポイントを獲得することができたのだから素晴らしい。キミ(ライコネン)のパフォーマンスから判断して、フェリペが出場していたら、我々にとっても大きな脅威となったに違いない。早期の回復を祈っている。最後に、今日の成功を実現してくれた全スタッフに『ありがとう』と伝えたい。ゆっくりと夏期休暇を楽しんで鋭気を養ってもらいたいものだ」


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結果:F1ハンガリーGP 決勝:ルイス・ハミルトンが今季初優勝!

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム