マクラーレン・ホンダ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート
マクラーレン・ホンダは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行で、フェルナンド・アロンソが8番手タイム、ストフェル・バンドーンが12番手タイムだった。
オーストリアでの初日は、マクラーレン・ホンダにとって実りの多い一日となった。今回、ホンダは「スペック3」と呼ばれるアップグレード版のパワーユニットを投入。両ドライバーは新型パワーユニットについて理解を深めるとともに、スピルバーグ・サーキットの緩やかなコーナーに合わせてマシンの調整を行った。
セットアップについては両ドライバーともまだ改善の余地があると言える。フェルナンド・アロンソは2回コースオフし、セッションの途中でフロアパネルが縁石と接触したものの、午後には8番手のタイムをマークした。
一方、ストフェル・バンドーンは、今シーズンでベストに匹敵する初日のフリー走行を問題なく終了し、FP2でのアロンソとのタイム差はわずか0.127秒だった。ここはコースが短いため、各ドライバーのラップタイムは非常に拮抗している。
午後のFP2では、7番手から17番手までのタイム差は1秒未満となっており、明日の午後の予選は、接戦になることが予想される。
FP1: 1分07.510秒(トップとの差 +1.535秒) 28周 9番手
FP2: 1分06.732秒(トップとの差 +1.249秒) 27周 8番手
FP1: 1分07.283秒(トップとの差 +1.308秒) 31周 7番手
FP2: 1分06.859秒(トップとの差 +1.376秒) 37周 12番手
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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1
オーストリアでの初日は、マクラーレン・ホンダにとって実りの多い一日となった。今回、ホンダは「スペック3」と呼ばれるアップグレード版のパワーユニットを投入。両ドライバーは新型パワーユニットについて理解を深めるとともに、スピルバーグ・サーキットの緩やかなコーナーに合わせてマシンの調整を行った。
セットアップについては両ドライバーともまだ改善の余地があると言える。フェルナンド・アロンソは2回コースオフし、セッションの途中でフロアパネルが縁石と接触したものの、午後には8番手のタイムをマークした。
一方、ストフェル・バンドーンは、今シーズンでベストに匹敵する初日のフリー走行を問題なく終了し、FP2でのアロンソとのタイム差はわずか0.127秒だった。ここはコースが短いため、各ドライバーのラップタイムは非常に拮抗している。
午後のFP2では、7番手から17番手までのタイム差は1秒未満となっており、明日の午後の予選は、接戦になることが予想される。
フェルナンド・アロンソ
「今日はどのドライバーも限界を探っていたので、コースオフするマシンを多く見かけた。ただ、明日はみんな落ち着いた走りになるだろう。今日はそれほど悪くなかった。両セッションで少し走行時間を失ったものの、最終的には走行プログラムをすべて消化することができた。午後のセッションでは、縁石にぶつかってフロアに少し傷ができたので、フロアを交換しなければならなかった。それでも、僕たちは価値ある情報を収集することができた。これからデータを詳しくみながら、今日のテスト結果、および明日に向けてなにができるのかを確認する。今日は、0.2~0.3秒のタイム差で拮抗するドライバーが7~8人いた。僕たちがこの集団の中で上位または下位につけるのかは、明日明らかになると思っている。最後に、土日は不安定な天気になるようだ。チャンピオンシップ争いをしていない限り、予期せぬ雨は常にうれしいものだ。雨が降ることでどう転ぶのかはわからないが、失うものがあまりないときは、大抵、有利に働くものだと思っている」FP1: 1分07.510秒(トップとの差 +1.535秒) 28周 9番手
FP2: 1分06.732秒(トップとの差 +1.249秒) 27周 8番手
ストフェル・バンドーン
「今日はチームにとって、なかなかいい一日だった。ただ、僕たちは非常に拮抗した中団で戦っており、午後のFP2では、1秒差のマシンが10台ほどいたと思っている。だから、明日の予選でいい結果を出すには、細かい部分をいかにうまく進めるかにかかっている。ここは非常に短いコースなので、たった0.02秒差でもグリッドポジションが大きく変わる。すべてをまとめ上げ、セットアップにさらに磨きをかけることに集中し、明日に向けてマシンの実力をすべて出しきれるようにしたいと思っている」FP1: 1分07.283秒(トップとの差 +1.308秒) 31周 7番手
FP2: 1分06.859秒(トップとの差 +1.376秒) 37周 12番手
エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「ここオーストリアでの初日は、かなり収穫の多い一日だった。今回はホンダがスペック3というアップグレード版のパワーユニットを両マシン用に持ち込んだが、パフォーマンス面で比較的有効な進化を遂げられたようだ。フェルナンド、ストフェルともにマシンのセットアップがまだ不十分だと感じている状態だが、今日のラップタイムをみる限り我々は比較的競争力があるように思える。明日の予選に向けて最適なセットアップにするには、今夜しなければならない仕事がまだかなり残っている。ただ、ここオーストリアでチームがいい流れに乗れていることはポジティブに捉えている」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「先日のアゼルバイジャン初日でのフェルナンドの走行の中でポジティブな結果を得られていたスペック3のパワーユニットを、ここオーストリアでは二台のマシンに搭載しています。まずはパワーユニットに大きなトラブルなく初日を終えられたことは良かったと思っています。セッションの中では、両ドライバーともにコンスタントにペースを刻み、まずまずの速さを見せてくれましたし、我々のパフォーマンス向上について一定の前進を確認できたと思っています。今日の結果だけで我々の現在の競争力を判断することは難しいですが、それでも今週末にポイントを獲得するチャンスは十分にあると考えています。もちろん、気温が高く天気も不安定など、不確定な要素はいくつかありますが、まずは明日の予選で二台揃ってのQ3進出を図るべく、チーム一丸となり万全の準備を進めます」関連:
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