マクラーレン・ホンダの苦戦はチームの収益に大打撃
ホンダとのパートナーシップを復活させたマクラーレンだが、今年は数々の問題に見舞われており、現在、コンストラクターズ選手権9位に沈んでいる。
このままの準備でシーズンを終えれば、5位で終えた昨年の数字に基づき、賞金面で1500万ドル（約18億円）の損失となる。
マクラーレンは2013年末からタイトルスポンサー不在の状態であるが、エリック・ブーリエにさらにスポンサーを失うだけでなく、新しいパートナーを引きつけることもできないと認識している。
「売上と収益に関して、昨年と同じポジションで終えることができなければ、収益面で直接の損失となる。ビジネルはあらゆることがスポーツによって運営されている」
「新しいスポンサーを見つけることができなければ、ダメージとなるのは明からだ。億単位では済まない」
「しかし、我々が進行中のチームであり、すぐにポイントを獲得することを示さなければ、スポンサーを引き入れることはさらに難しくなる」
このようなマクラーレンの収益の損失は、2016年にジェンソン・バトンを保持することにも影響を及ぼすと推測されている。
マクラーレンは、ジェンソン・バトンと契約オプションを有しており、最近、エリック・ブーリエは、ジェンソン・バトンを継続する“意向”だと述べているが、リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンたGP2のランキングリーダーであるストフェル・バンドーンを起用するというより安価なオプションもある。
一方、エリック・ブーリエは、少なくでも今年ここまでの展開はマクラーレンのブランドイメージ自体には影響していないと考えている。
その点について質問されたエリック・ブーリエは「難しい問題だ」と答えた。
「私は会社の商業面を担当しているわけではないので、むしろロン（デニス）に質問するべきだ」
「端的に答えるなら、ブランド自体はまだ損害を受けていないと確信している」
「長年、マクラーレンには非常に力強い記録があるので、ブランド自体に関しては直接的なダメージがあるとは思わない」
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