チーム代表への就任が決まったマーティン・ウィットマーシュ
マクラーレンF1チームのCEOであり、3月1日からチーム代表に就くことが発表されたマーティン・ウィットマーシュは、2009年から新しいエンジンレギュレーションがどうなるか最終的な説明を求めていると述べた。

FIAは12月にコスト削減の一部として、チームがシーズンにつき最大8基までエンジンの使用を制限することを発表した。その時点では、エンジンの3レース使用は有効なままだった。

しかし、今週発表された新しいスポーティングレギュレーションでは、3レース条件が消滅したことを示唆している。

24条4項aによれば、「各ドライバーは、チャンピオンシーズンの間、8基以上エンジンを使ってはならない。ドライバーが8基を超えるエンジンを使用した場合、余分なエンジンを使用するグランプリでは10グリッド降格となる」と記されている。

マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンが3レース条件がなくなったと理解しており、エンジンが連続して使用される必要はないことを確認している。しかし、彼はチームが8基のエンジンを使いきった場合にどのようなペナルティが適用されるか不明だと語る。

さらに、もしチームがシーズン中にドライバーを変更した場合、どのよう処置がとられるかはレギュレーションには記されていない。

「ポイントの一つは、9基目のエンジンを使った場合、一度のペナルティなのか、毎回ペナルティとなるか、規則では100%明確ではない。論理的に、皆が考えるのはペナルティは一度のみだが、今のところ規則で明確ではない。ハッキリさせられるべき多くのことがある」

しかし、ウィットマーシュは、チームの条件は8基のエンジン使用のみであり、エンジン使用をどのように伸ばすかはチーム次第だと語る。

「レースドライバーは8基のエンジンを持っている。また、以前は土曜日と日曜日のためだったエンジン寿命制限も変更になった。8基エンジンルールは、レースイベントのためのものであり、金曜日も同様だ」

「一方で、最初のレースから最後のレースまでテストはゼロに制限される。レースのために多くの寿命と利用できるパフォーマンスのために8基のエンジンを節約したいという願望と金曜日にテストをしたいというジレンマを抱えるだろう」

「それは非常に面白い挑戦だし、それが人生だろう?人生の大部分において資源は限られており、それらを使うのに最高の努力をしなければならない。ただスポーティングレギュレーションで明確なのは、レースドライバーは8基のエンジンを持っており、もし全てのレースで最後の1基のエンジンを使うことができれば、金曜日に他の7基を使うことができる。そうしないのは明らかだがね」

「まだパルクフェルメがあるので、金曜日や土曜日の午前中にエンジンが壊れた場合、8基のエンジンの範囲内であれば、ペナルティは科せられない。いったん予選がスタートすれば、エンジン制限ではなく、パルク・フェルメの下となる。そして、パルク・フェルメのルールでは、エンジンを交換すれば、グリッド降格となるだろう」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / FIA(国際自動車連盟)