マクラーレン ルイス・ハミルトン
マクラーレンは、F1中国GPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが1位、ジェソソン・バトンが4位だった。

プレシーズンテストではまったく輝きを見せられなかたマクラーレンだが、戦略と脅威の開発能力でついに優勝を手にした。

昨日の予選で新品タイヤを残していたルイス・ハミルトンの戦略が的中。3ストップの第3スティントで2位まで順位をあげたハミルトンは、2ストップでタイヤに苦しむセバスチャン・ベッテルをラスト4周でオーバーテイク。見事な戦略とパフォーマンスで今季初勝利を手にした。

一方、スタートでトップに立ったジェンソン・バトンは、1回目のピットストップでピット位置を間違えて2番手に後退。その後、タイヤに苦労して4位でフィニッシュを遂げた。

ルイス・ハミルトン (1位)
「まだ言葉が見つからない。僕のベストレースのひとつだったね。スタート前にマシンに座って『OK、よし行こう』と思っていたけど、マシンがスタートしなかった。何が起きているかは質問しなかたった。冷静なままでいたかったし、みんなのストレスを増やしたくなかった。やっとガレージを離れて、信号を見ながらピットレースを走っていたけど、赤に変わらないことを願っていたよ。そうはならなかったね! ここまでギリギリだことはなかったよ... 今日のようなバトルがあるのは珍しいことだ。状況を考えなければならなかった。そのようなチャレンジは好きだけど、みんなをオーバーテイクするのは物事をずっとスイートにしてくれたね。最後にセバスチャンを追い抜くことはタフだった。彼は遅くなっていたけど、調子が悪くなっているようには見えなかった。バックストレートで彼についていくのは常に難しかったので、その前に彼を抜きたかった。あの場所でのオーバーテイクは期待していなかったけど、前に居続けるためのグリップがあったし、守ることができた。フライアェイ3戦を振り返ると、戦えるマシンを手に入れたのは素晴らしい気分だ。レッドブルとのギャップを縮めるためにまだやらなければならないことはあるけど、僕たちの方が良い戦略だったし、それを本当にうまく実行することができた。チームはヨーロッパシーズンにむけてこれまでのように懸命にプッシュし続けていく。とても誇りに思っている。今回のレースは、僕のレース優勝のなかでもトップ3に入る。あとは2008年のシルバーストンとモナコだ。僕は勝つために存在し、生き、呼吸をしている。勝利が大好きだし、それ以上の幸せなことはないだろう」

ジェソソン・バトン (4位)
「まずなにより、ルイスにおめでとうと言いたい。今日の彼のレースは良かったし、素晴らしいレースをした。チーム全体による素晴らしい仕事でもあった。かなり面白いレースだった。最初のピットストップで間違ってセバスチャンのボックスに入ってしまい、彼に先に行かれてしまった。スイッチを調整するためにステアリングホイールを視線を下げていた。見上げたとき、僕のピットボックスだと思ったけど、そのあと僕の前にはレッドブルのピットクルーが見えたんだ! でも、あの出来事があっても僕のレースをまったく変わらなかった。今日はトラック上で多くのアクションが見られたけど、僕たちは十分に速くなかった。何らかの理由でリアタイヤを労わるのに苦しんでいたし、4位は今日の僕のマシンから引き出せる最大限の結果だった。最近は、正しい戦略がとても重要だ。フィニッシュする位置は見当がつかなかった。7位の可能性もあったし、2位もありえた。それでも、全体的に見て4位はいい結果だ。今はMTCに戻って、次のレースにむけてマシンを改善させるのを楽しみにしている。僕たちはこれまでと同じようにハードにプッシュしていくし、今回の勝利はワーキングの全員にとって素晴らしいモチベーションになるだろう。彼ら全員がロケットレッドの優勝Tシャツを着るだろうね」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1中国GP