フェリペ・マッサ F1 ミハエル・シューマッハ
フェリペ・マッサが、自身のF1キャリアをプロのドライバーとして、そして、一人の人間として振り返った。

フェリペ・マッサは16年のF1キャリアで269戦を戦い、11勝、16回のポールポジション、30回の表彰台を獲得した。2002年にザウバーでF1デビューを果たしたフェリペ・マッサは、2006年にルーベンス・バリチェロに代わってフェラーリに加入。彼が“先生”だと慕うミハエル・シューマッハとチームメイトになった。

「彼(シューマッハ)は僕の先生だった。彼はとても素敵だったし、ずっと僕に親切にしてくれた。彼が引退することを決めたとき、彼は僕に大きなチャンスを与えてくれた」

「初優勝は2006年。ブラジルのホームでだった。ブラジルには、いつも多くのタイトルや勝利を獲得したドライバーがいた。セナは僕にとって王様だったし、優勝できたときは驚きべき気持ちだった」

フェリペ・マッサは、2008年にホームでの最終戦でルイス・ハミルトンにわずか1ポイント差でワールドチャンピオンを逃した。だが、最大限を尽くして優勝できたことで悔いはないと語る。

「2008年の失望の助けになったのは最終戦で優勝できたことだ。それ以上のことはできなかったからね」とフェリペ・マッサはコメント。

「僕の気持ちを人々に伝えることもできた。自分が達成したすべてのことを誇りに思っている」

2009年のハンガリーGPの予選では命を脅かす重傷を負ったが、2010年にカムバックを果たした。

「ドライバーとして、事故後も変わりはなかったと思う。変わったことは、以前よりも生きることにより敬意を払うようになったことかな。大きな事故を起こす前は、自分には決してそのようなことが起こることはないと考えるものだ」

「大きな事故に合って、人生が変わる可能性があることを理解する瞬間を経て、生きることにより大きなリスペクトを払うことができる。今は自分の人生を愛しているし、他の人たちのことを以前よりもレスペクトしている」

2013年にはウィリアムズに移籍。2016年に一度引退を表明したが、メルセデスに移籍したバルテリ・ボッタスの代わりとして電撃復帰。そして、今年のブラジルGP前に2度目のF1引退を発表した。

Felipe Massa’s F1 journey - in his own words



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カテゴリー: F1 / フェリペ・マッサ / ミハエル・シューマッハ