フェリペ・マッサ
ウィリアムズは、F1ブラジルGPで、タイヤの温度と圧力の違反によりフェリペ・マッサの8位を取り消すというFIAの判断に対して、控訴しないことを決めた。

ウィリアムズは、15日(日)にブラジルで控訴の通知を行ったが、実際に控訴するかどうかは96時間以内に決めることになっていた。

ウィリアムズは、違反を犯しておらず、それを証明する証拠もあると信じていたが、失ったポイントがコンストラクターズ選手権の状況に影響を与えないこと、訴訟費用が発生することを考え、この件を正式に控訴する価値はないと判断した。

FIAは、フェリペ・マッサの右リアタイヤが、トレッドの最高温度より27℃高い137℃を示していたことから、ウィリアムズが技術規約第12条5項1、競技規約第3条2項、FIA国際競技コード第12条1項1.iに違反したと見なした。

しかし、ウィリアムズは、温度が107℃を越えていないことを示すデータを持っていた。

ウィリアムズは「詳細な検討を行い、チームは失格に同意せず、この判定に対抗できる十分な証拠があると信じているが、シーズン末までに公聴会が行われる可能性が低く、チームが2016年の活動に集中する時期に影響を与えることから、正式に控訴しないことを決めた」とコメント。

「F1の経済的状況とこの判定がチームのコンストラクターズ選手権の順位に影響を与えないことから、これは不必要なコストであると判断した」

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カテゴリー: F1 / フェリペ・マッサ / ウィリアムズ・レーシング