マリア・デ・ヴィロタ
マルシャのチーム代表ジョン・ブースは、マリア・デ・ヴィロタが事故を起こしたのはチーム側に過失があるのではないかという指摘を現段階では否定した。

マリア・デ・ヴィロタが事故を起こしたことに対し、FIAのスーパーライセンスを持たない未熟なドライバーを空力テストで2012年のF1マシンに乗せたことは、チーム側の過失だったのではないかとの声も挙がっている。

だが、ジョン・ブースは「いいや、そうではなかった。チームにとってこれは新たな育成ドライバーを訓練し、経験を積ませための通常のメソッドだ」と否定。

「それにマリアが最新のF1マシンをドライブしたのは初めてではない」

ジョン・ブースは、事故の原因については「話せない。まだ話せないんだ」と主張。

「一部の国とは異なり、イギリスには非常に厳格な手順がある。起こったことは、チームだけでなくオーソリティの検証を受けなければならない」

そのため、ジョン・ブースは、なぜトラックの昇降台がバイザーの高さで突き出ていたかといったような問題の理由は「話すことはできない」と述べた。

事故がマルシャにとって“深刻な結果”をもたらす可能性について質問されたジョン・ブースは「私に言えるのは、イギリスでは安全性というものが非常に重く受け止められるということだけだ」と答えた。

またマリア・デ・ヴィロタの容態については「脳の腫れは悪化していない」とコメント。

「それは良いニュースだが、彼女が再び完全に元気になるには長い時間がかかる。今は1日1日、1時間1時間が大切だ」

今回の事故によって頭部と顔に重傷を負い、右目を失ったマリア・デ・ヴィロタは、自分に起こっていることに気付いているとジョン・ブースは述べた。

「彼女は大半を意識のある状態で過ごしてきた」

「だが長い手術の後、医師たちは人工的に昏睡状態にした方が彼女の回復にのためにベストだと判断した」

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カテゴリー: F1 / マリア・デ・ヴィロタ / マルシャ