ロビン・フラインス 「あと50センチでチェッカー担当を轢くところだった」 / ル・マン24時間レース
2021年のル・マン24時間レースでLMP2クラスで優勝したロビン・フラインスは、チェッカーフラッグを振っている男との衝突をわずか50cmでなんとか回避できたと語る。

総合1位と2位のトヨタの2台がランデブー走行をしながら次のレースラップを完了する必要を避けるために後ろに何台かのGTEカーを引き連れてスローダウンしたときに後ろでは恐ろしい状況が起こっていた。

その背後では、ロビン・フラインス(TEAM WRT)とトム・ブロンクビスト(Jota Sport)がLMP2クラスのトップ争いをしていた。2台が最終コーナーを立ち上がって、前方のマシン勢に避けようとしたフラインスは、チェッカーフラッグを振っているオフィシャルと衝突しそうになった。

レース後、ロビン・フラインスは、小林可夢偉と中嶋一貴が最終ピットストップを終えて自分たちの前でコースに復帰したことは分かっていたと語った。

「最後の5周でボックスから出ていたので、そうなることは分かっていた」とロビン・フラインスは語った。

「彼らを追い抜こうとしていたけど、彼らの方が明らかにより速かった」

「全員がエクストララップをしたくなかったので、彼らを先に行かせた。彼らの後ろには4~5台いて、フィニッシュラインを待っていた」

「ブロンクビストに迫られていた僕はフルスピードでそこに向かっていた」

オフィシャルとの衝突を防ぐために回避行動を取る必要があったかと質問されたロビン・フラインスは「僕の前にいたLMP2が最終コーナーの後で減速したので、右に曲がった。でも、右に曲がった瞬間、右後方のアストンにヒットした」

「それで基本的にリアが右を向いてた。チェッカーフラッグの男がそこに立っているのを見たので、強引に左に曲がった。もし、その男を当たっていたら、彼は死んでいただろう」

オフィシャルとの距離を質問されたロビン・フラインスは「50センチくらいだった」と答えた。

ロビン・フラインスは、紆余曲折に満ちたLMP2レースで勝利を収めた。彼のNo31 ORECAのレースは順調に進めていたが、エアジャックが故障したことで遅れをとった。

しかし、レースの最後の数分で、クラストップを走行していたイーフェイ・イェがステアリングを握っていた姉妹車が最終ラップで故障したことで、ロビン・フラインスはリードを取り戻した。

「現時点では、レースの4分の3をリードし、問題のために負けたような変な気持ちになっている。最終ラップで取り戻せたので、もちろん嬉しいけど、純粋なペースで勝ちたいという気持ちがある。問題がなければ、僕たちはそうしていたと思う」

「最後のラップで姉妹車が故障するのを見るのはチームにとって苦痛だ。特に、チームはレース全体を通して1-2のスポットをにいたからね。僕たちは1-2で終えるべはずだった」



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カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース / ロビン・フラインス / WEC (FIA世界耐久選手権)