2024年F1 日本GP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年F1第4戦日本GPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。
初の春開催となった日本GPで、角田裕毅が母国のファンの前で鈴鹿初入賞。ホンダのホームコースである鈴鹿サーキットでマックス・フェルスタッペントセルジオ・ペレスがレッドブルにワンツーフィニッシュをもたらした。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は本当に楽しいレースだった。1周目のアクシデントの影響はなく、タイヤマネジメントに注意してレースを進めました。予選前の的確な判断が今日の決勝に活かされ、(リタイアしてしまった)オーストラリアGPの後に勝つことができて本当によかった。ロングランをあまり走れていなかったのでリズムをつかむまで数周かかったけど、第2スティントで波に乗れて、レースを通してマシンはだんだんとよくなっていった。必要な時にプッシュすることができて、タイヤマネジメントもうまくいき、レースをとてもスムーズに進められた。今シーズン3度目の1-2フィニッシュを達成でき、最高の結果になった。鈴鹿サーキットはいつも最高なコースで、今日はとても満足のいくパフォーマンスができた」
2位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「チームにとって、とてもいい日になった。いいペースで走れてはいたけど、バランスと路面温度の影響でミディアムタイヤのパフォーマンスを十分に引き出せず、序盤はタイヤのデグラデーションに苦戦した。ランド・ノリスが早くピットインしたことも影響してしまいた。第2スティントは改善したけど、トラフィックが多くて大変だった。その後、ハードタイヤに変更してから調子を取り戻すことができたけど、すでにズレが生じていた。ポジティブな点は、今日の第1スティントのように問題があっても、レース中に改善できるようになったことだ。今はいい位置で、とてもいいパフォーマンスを発揮できているので、引き続き改善を続けていきたい。自信をだんだん取り戻せているので、このままいい流れに乗って、今後のレースを迎えられるはずだ。鈴鹿で安定したレースウイークを過ごすことができたので、ポジティブに前へ進めるだろう」
3位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「チーム全体にとって良い一日だった。非常に堅実なレースを展開し、パッケージのポテンシャルを最大限に生かして多くのポイントを持ち帰ることができた。スタートがうまくいったことでいいポジションをキープできたし、そこからは両コンパウンドともペースがとてもよく、作戦を成功させるためのオーバーテイクもうまくいった。もちろん、もう少し上を目指して戦いたいけど、このままプッシュし続ければ、もっとチャンスがあると確信している。今はチームと一緒にファクトリーに戻り、明日から中国に向けた準備を開始する」
4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日のレースを振り返ってみると、これ以上できたことはないと思うのでとても満足している。ペース、タイヤマネージメント、コミュニケーション、戦略のすべてがとても良かった。ただ、総合成績でこれ以上の結果を残せなかったのは、ほとんどが昨日の予選に起因している。オーストラリア以来、予選のアウトラップでタイヤを正しいウインドウに入れるのに苦労していたけど、これまで苦労したことは一度もなかったので、次の中国GPですべてを出し切れるようにするために、今後数日はそれに集中しなければならない」
5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「タフなレース! いいレースができたけど、今日はペースが足りなかったので、フェラーリ勢をカバーし、前に出るのは難しかった。それでも、いい仕事ができたと思うし、ポイントを最大化することもできたけど、3番手スタートで5位フィニッシュというのは決していい結果ではない。でも、今日達成できたことは最大限のことだから、あまりいい結果とは感じないにせよ、満足するしかないと思う」
6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「昨日の予選では5位、決勝では6位と、僕にとっては最高の週末だった。ここしばらくのなかではベストの部類に入る。今週末は本来のポジションを少し上回ることができたと思うけど、今シーズンはレースをうまくこなすことができているし、チームにとってもいいポイントを獲得できている。今日のプランもうまくいったし、ピットストップも印象的だった。まだアップデートパッケージの分析が必要なので、上海に戻る前に今週末の日本でのデータをすべて見ておく」
7位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は前進できたし、そこはポジティブだった。赤旗中断後にハードタイヤでスタートしたのは、1ストップか2ストップのどちらかを選べるようにするためだった。この自由を与えられたのは良かったし、1ストップがうまくいかなかったので、最終的には2ストップ作戦をとった。序盤のスティントは難しかったが、1回目のストップを終えてからは、ペースは前方に引けを取らないように見えた。終盤はエキサイティングなレースだった。ディフェンスするよりもアタックするほうがいいし、ハードないいレースだった。オスカーとの接触はレーシングインシデントだったが、最終的にポジションを獲得できてよかった。レッドブルに続く4チームは接近しており、各レースとも予選が重要になる。先にスタートしたチームがその集団の先頭でフィニッシュする可能性が高い。僕たちはやるべきことがあるとわかっているし、プッシュし続けるつもりだ。中国のようなトラックが僕たちに合っていることを期待しているよ」
8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「難しい午後だった。物事がうまく噛み合わず、思うようなポジション争いができなかった。でも、これで今年は4戦連続のポイント獲得となったし、得るものや学ぶべきことはたくさんある。ファクトリーに戻って中国に目を向け、チームのためにもっと貴重なポイントを獲得したい」
9位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日は難しい一日だった。ベストを尽くしたが、結果は良くなかった。残念ながら、それが今の僕たちのマシンの状況なんだ。ハードタイヤのフィーリングが良くなくて、リスタートで少しダメージを負ってしまった。特に最初のスティントではアンダーステアがひどくて、だからジョージを抜かせることにした。ミディアムコンパウンドを履くと、フィーリングが少し良くなった。最終スティントで初めてグリップがいいと感じた。今日のように僕たちはハードワークを続ける必要がある。今日の僕たちのペースでは6位が精一杯だった。上位グリッドを目指すなら、マシンにもっとパフォーマンスを加える必要がある」
10位:角田裕毅(RB)
「レースが終わって、ホッとしています。1回目のスタートでポジションを落としてしまいとても残念だったが、同時にその後の2回目のスタートに向けて切り替えて集中しました。2回目のスタートはうまくいって、いくつかポジションを上げることができました。今日の大きな見どころはピットストップだったのではないでしょうか。メカニックたちが本当にすばらしい仕事をしてくれたおかげで、2台のマシンを追い抜けました。あのピットストップがなければポイントを獲得することは難しかったので、チームのみんなのおかげだと思っています。日本のファンの皆さんも本当にすばらしかったです! サーキットで直接、またはテレビを通して応援してくれた方々を前に、ホームGPで初めてポイントを獲得できて本当にうれしいです。今日は自信を持ってレースに挑めました。ほかのマシンと比べてストレートスピードが足りないことは分かっていましたが、それと引き換えにダウンフォースがあったので、ダウンフォースが有効に作用するS字区間が唯一のチャンスだった。いいオーバーテイクを何度かできて、とても楽しく走れました。タイヤマネジメントの面では、今までで一番の走りができたように思います。私がモータースポーツを始めたこの場所でのポイント獲得は、とても特別な意味を持ちます。ホンダ、レッドブル、そしてビザ・キャッシュアップRB F1チームの皆さん、そして支えてくれたすべての方々に感謝しています。今日はまるで優勝したような最高の気分です」
カテゴリー: F1 / F1日本GP / F1ドライバー
初の春開催となった日本GPで、角田裕毅が母国のファンの前で鈴鹿初入賞。ホンダのホームコースである鈴鹿サーキットでマックス・フェルスタッペントセルジオ・ペレスがレッドブルにワンツーフィニッシュをもたらした。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は本当に楽しいレースだった。1周目のアクシデントの影響はなく、タイヤマネジメントに注意してレースを進めました。予選前の的確な判断が今日の決勝に活かされ、(リタイアしてしまった)オーストラリアGPの後に勝つことができて本当によかった。ロングランをあまり走れていなかったのでリズムをつかむまで数周かかったけど、第2スティントで波に乗れて、レースを通してマシンはだんだんとよくなっていった。必要な時にプッシュすることができて、タイヤマネジメントもうまくいき、レースをとてもスムーズに進められた。今シーズン3度目の1-2フィニッシュを達成でき、最高の結果になった。鈴鹿サーキットはいつも最高なコースで、今日はとても満足のいくパフォーマンスができた」
2位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「チームにとって、とてもいい日になった。いいペースで走れてはいたけど、バランスと路面温度の影響でミディアムタイヤのパフォーマンスを十分に引き出せず、序盤はタイヤのデグラデーションに苦戦した。ランド・ノリスが早くピットインしたことも影響してしまいた。第2スティントは改善したけど、トラフィックが多くて大変だった。その後、ハードタイヤに変更してから調子を取り戻すことができたけど、すでにズレが生じていた。ポジティブな点は、今日の第1スティントのように問題があっても、レース中に改善できるようになったことだ。今はいい位置で、とてもいいパフォーマンスを発揮できているので、引き続き改善を続けていきたい。自信をだんだん取り戻せているので、このままいい流れに乗って、今後のレースを迎えられるはずだ。鈴鹿で安定したレースウイークを過ごすことができたので、ポジティブに前へ進めるだろう」
3位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「チーム全体にとって良い一日だった。非常に堅実なレースを展開し、パッケージのポテンシャルを最大限に生かして多くのポイントを持ち帰ることができた。スタートがうまくいったことでいいポジションをキープできたし、そこからは両コンパウンドともペースがとてもよく、作戦を成功させるためのオーバーテイクもうまくいった。もちろん、もう少し上を目指して戦いたいけど、このままプッシュし続ければ、もっとチャンスがあると確信している。今はチームと一緒にファクトリーに戻り、明日から中国に向けた準備を開始する」
4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日のレースを振り返ってみると、これ以上できたことはないと思うのでとても満足している。ペース、タイヤマネージメント、コミュニケーション、戦略のすべてがとても良かった。ただ、総合成績でこれ以上の結果を残せなかったのは、ほとんどが昨日の予選に起因している。オーストラリア以来、予選のアウトラップでタイヤを正しいウインドウに入れるのに苦労していたけど、これまで苦労したことは一度もなかったので、次の中国GPですべてを出し切れるようにするために、今後数日はそれに集中しなければならない」
5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「タフなレース! いいレースができたけど、今日はペースが足りなかったので、フェラーリ勢をカバーし、前に出るのは難しかった。それでも、いい仕事ができたと思うし、ポイントを最大化することもできたけど、3番手スタートで5位フィニッシュというのは決していい結果ではない。でも、今日達成できたことは最大限のことだから、あまりいい結果とは感じないにせよ、満足するしかないと思う」
6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「昨日の予選では5位、決勝では6位と、僕にとっては最高の週末だった。ここしばらくのなかではベストの部類に入る。今週末は本来のポジションを少し上回ることができたと思うけど、今シーズンはレースをうまくこなすことができているし、チームにとってもいいポイントを獲得できている。今日のプランもうまくいったし、ピットストップも印象的だった。まだアップデートパッケージの分析が必要なので、上海に戻る前に今週末の日本でのデータをすべて見ておく」
7位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は前進できたし、そこはポジティブだった。赤旗中断後にハードタイヤでスタートしたのは、1ストップか2ストップのどちらかを選べるようにするためだった。この自由を与えられたのは良かったし、1ストップがうまくいかなかったので、最終的には2ストップ作戦をとった。序盤のスティントは難しかったが、1回目のストップを終えてからは、ペースは前方に引けを取らないように見えた。終盤はエキサイティングなレースだった。ディフェンスするよりもアタックするほうがいいし、ハードないいレースだった。オスカーとの接触はレーシングインシデントだったが、最終的にポジションを獲得できてよかった。レッドブルに続く4チームは接近しており、各レースとも予選が重要になる。先にスタートしたチームがその集団の先頭でフィニッシュする可能性が高い。僕たちはやるべきことがあるとわかっているし、プッシュし続けるつもりだ。中国のようなトラックが僕たちに合っていることを期待しているよ」
8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「難しい午後だった。物事がうまく噛み合わず、思うようなポジション争いができなかった。でも、これで今年は4戦連続のポイント獲得となったし、得るものや学ぶべきことはたくさんある。ファクトリーに戻って中国に目を向け、チームのためにもっと貴重なポイントを獲得したい」
9位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日は難しい一日だった。ベストを尽くしたが、結果は良くなかった。残念ながら、それが今の僕たちのマシンの状況なんだ。ハードタイヤのフィーリングが良くなくて、リスタートで少しダメージを負ってしまった。特に最初のスティントではアンダーステアがひどくて、だからジョージを抜かせることにした。ミディアムコンパウンドを履くと、フィーリングが少し良くなった。最終スティントで初めてグリップがいいと感じた。今日のように僕たちはハードワークを続ける必要がある。今日の僕たちのペースでは6位が精一杯だった。上位グリッドを目指すなら、マシンにもっとパフォーマンスを加える必要がある」
10位:角田裕毅(RB)
「レースが終わって、ホッとしています。1回目のスタートでポジションを落としてしまいとても残念だったが、同時にその後の2回目のスタートに向けて切り替えて集中しました。2回目のスタートはうまくいって、いくつかポジションを上げることができました。今日の大きな見どころはピットストップだったのではないでしょうか。メカニックたちが本当にすばらしい仕事をしてくれたおかげで、2台のマシンを追い抜けました。あのピットストップがなければポイントを獲得することは難しかったので、チームのみんなのおかげだと思っています。日本のファンの皆さんも本当にすばらしかったです! サーキットで直接、またはテレビを通して応援してくれた方々を前に、ホームGPで初めてポイントを獲得できて本当にうれしいです。今日は自信を持ってレースに挑めました。ほかのマシンと比べてストレートスピードが足りないことは分かっていましたが、それと引き換えにダウンフォースがあったので、ダウンフォースが有効に作用するS字区間が唯一のチャンスだった。いいオーバーテイクを何度かできて、とても楽しく走れました。タイヤマネジメントの面では、今までで一番の走りができたように思います。私がモータースポーツを始めたこの場所でのポイント獲得は、とても特別な意味を持ちます。ホンダ、レッドブル、そしてビザ・キャッシュアップRB F1チームの皆さん、そして支えてくれたすべての方々に感謝しています。今日はまるで優勝したような最高の気分です」
カテゴリー: F1 / F1日本GP / F1ドライバー