ホンダF1、4台全車トップ10入り 「多くのデータを得ることができた」 F1サウジアラビアGP 金曜フリー走行
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1サウジアラビアGPの金曜フリー走行を振り返った。

初のF1開催となるサウジアラビア・ジェッダで迎えたレースウイーク。初日の金曜日はホンダF1勢にとって学びも多くありながら、幸先のいいスタートを切った一日となった。

マックス・フェルスタッペンはFP1開始後の序盤にハードタイヤでトップタイムをマークし、そのままセッションのほとんどの時間トップをキープして走行し好調を見せた。その後ソフトタイヤでの走行時にトラフィックが原因となり2番手でセッションを終えることになったが、トップとの差わずか0.05秒差と僅差の戦いとなった。

続いてスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが4番手をマークし、同じくこのレースウイークでの力強さを見せた。セルジオ・ペレスは11番手、角田裕毅は15番手となり、ドライバーたちが段々と路面状況がよくなる中で確実に走行を重ねました。

FP1は日没前に行われ、続いてFP2は明日の予選シミュレーションとなる同時刻に行われた。その中でガスリーは3番手をマーク、トップとの差わずか0.081秒と好位置につけた。フェルスタッペンはトップとの差0.2秒で4番手、続いて角田はハードタイヤで8番手をマークするすばらしい結果を出している。ペレスも9番手となり、ホンダ勢4台全車がトップ10入りを果たす、幸先のいい初日となった。

「初開催となるサウジアラビアGPの初日が終了しました」と田辺豊治。

「初走行となったジェッダ・ストリート・サーキットで各ドライバーはコースの習熟を進め、我々は事前のシミュレーションをもとに持ち込んだPUセッティングの最適化に取り組みました」

「まずFP1が夕方に行われ、その後、実際レースが行われる時間帯にFP2が行われました。FP2では、レース時に近い外気温度や路面温度の状態から、クーリングなどの設定を進めています」

「終日トラブルなく、2チーム、4台ともに順調にセッションを消化し、PU、車体ともに多くのデータを得ることができました。まだまだ初日の走行が終了しただけですが、ポジション的にもいい結果となっています」

「今夜はここから得られたデータの分析を行い、明日の予選、そして本番レースに向けてパフォーマンスアップを最大限発揮するための検討を行います」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1サウジアラビアGP