ホンダF1:2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 金曜フリー走行レポート
F1アゼルバイジャンGPがバクー市街地サーキットで開幕。初日はFP2でレッドブル・レーシング・ホンダが1-2につけ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも両ドライバーがトップ10入り。ホンダF1パワーユニット勢が好調なスタートを切った。
昨年はコロナ禍の影響によって開催がなかったため、2年ぶりのバクーでの開催となった。『長いストレートを持つ市街地コース』という特性上、ストレートでの最高速と中低速セクションでの空力効率を両立させることが重要となる。
FP1では、レッドブル・レーシング・ホンダが好ペースを見せ、マックス・フェルスタッペンが首位、セルジオ・ペレスが4番手につけた。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも、ピエール・ガスリーがフェルスタッペンから約0.5秒差の6番手と上々の出だしを見せる。バクーでのキャリア初走行となった角田裕毅は、コースの習熟に努め、コースオフする場面はあったものの、14番手でセッションを終えた。
FP2では各車さらにペースを上げ、ペレスがトップタイムをマーク。フェルスタッペンも0.101秒差の2番手に続き、レッドブル・レーシング・ホンダが1-2で締めくくりる。ガスリーは午前のセッションから1つポジションを上げ、トップから約0.4秒差の5番手に。角田もタイム向上を果たし、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を上回る10番手となっている。
ホンダF1は「ロングランもこなし、充実した初日となったが、予選・決勝へ向けて最適なセッティングを施すべく、ここからも全力で取り組んでいく」と語った。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のアゼルバイジャンGP初日は、昨日まで風が強かったせいもあり、路面が非常にダスティーな状態でスタートし、セッションが進むにつれて徐々に路面が改善されていく一日になりました。90度コーナー手前でブレーキングしきれず、真っすぐにエスケープロードへ飛び込むマシンなどにより、イエローフラッグがかなりの頻度で出てアタックを止めなければいけないケースが頻繁にありましたが、我々の4人のドライバーはまずまず順調に走行し、大きなトラブルなくセッションを終えました。また、午後のFP2では4台がトップ10に入り、いい形で週末を始めることができたと考えています。適正なマシンセッティングを見つけるのが難しいサーキットですので、ライバルもここからまだまだ改善を重ねていくと思っています。我々のPUも車体もまだまだ最適化の余地があります。本日のデータを解析して明日の予選と日曜のレースに向けてセットアップを進めます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は満足いく一日でした。明らかな進歩を示せたと思います。モナコを終えてからの分析がとてもうまくいき、今日はマシンをどのようにドライブする必要があるのか理解が深まっているように感じました。僕にとっては、今シーズンでベストの初日ではないでしょうか。データも多く収集できましたし、マシンの感触もよかったです。明日は課題となっている予選ですが、クリーンでいいラップができればと思います。今夜は引き続き改善へ向けてハードワークに取り組み、さらにラップタイムを向上させていきたいです」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はパフォーマンス面ではいいスタートを切れました。風が強かったので走りやすくはなかったのですが、それにより面白い展開になるのではないかとも思っています。FP1ではマシンの感触がよかったのですが、さらなる改善を図るためにいくつかの変更を加えて臨んだFP2では、僕たちの思惑通りになりませんでした。今日の夜の作業で明日の予選ではどちらの方向性で行くのかについて分析していこうと思います。ここまで、チームとして速さを見せられていることに満足しているので、明日がどうなるか楽しみです」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は午前のセッションで6番手、午後のセッションで5番手と、非常にいい金曜になりました。今のところ、マシンの感覚は非常にいいです。1度か2度、行き過ぎてしまったことはありましたが、限界までアグレッシブにプッシュできていますし、こうやってマシンの能力を限界まで引き出していくものだと思っています。今のところ満足していますし、特にここまでスリップストリームを使って走っていないので、まだまだタイムを上げていけると思っています」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「このサーキットではほとんどのコーナーでハードブレーキングが必要なので、ブレーキングゾーンでの自信を徐々に高めながら、少しずつペースを上げていくという意味でモナコに少し似ていると思います。何度かエスケープエリアに入ってしまうことはありましたが、限界を見つけるためのいい学びになりましたし、幸いにも壁にヒットすることもありませんでした!午前のセッションではやや苦しんだのですが、FP2では前進し、いい形で改善していくことができました。まだここからいくつか変えていきたい部分はありますが、ペース自体は間違いなくいいので、明日の予選ではすべてをうまくまとめていくだけだと思っています」
カテゴリー: F1 / ホンダF1
昨年はコロナ禍の影響によって開催がなかったため、2年ぶりのバクーでの開催となった。『長いストレートを持つ市街地コース』という特性上、ストレートでの最高速と中低速セクションでの空力効率を両立させることが重要となる。
FP1では、レッドブル・レーシング・ホンダが好ペースを見せ、マックス・フェルスタッペンが首位、セルジオ・ペレスが4番手につけた。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダも、ピエール・ガスリーがフェルスタッペンから約0.5秒差の6番手と上々の出だしを見せる。バクーでのキャリア初走行となった角田裕毅は、コースの習熟に努め、コースオフする場面はあったものの、14番手でセッションを終えた。
FP2では各車さらにペースを上げ、ペレスがトップタイムをマーク。フェルスタッペンも0.101秒差の2番手に続き、レッドブル・レーシング・ホンダが1-2で締めくくりる。ガスリーは午前のセッションから1つポジションを上げ、トップから約0.4秒差の5番手に。角田もタイム向上を果たし、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を上回る10番手となっている。
ホンダF1は「ロングランもこなし、充実した初日となったが、予選・決勝へ向けて最適なセッティングを施すべく、ここからも全力で取り組んでいく」と語った。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のアゼルバイジャンGP初日は、昨日まで風が強かったせいもあり、路面が非常にダスティーな状態でスタートし、セッションが進むにつれて徐々に路面が改善されていく一日になりました。90度コーナー手前でブレーキングしきれず、真っすぐにエスケープロードへ飛び込むマシンなどにより、イエローフラッグがかなりの頻度で出てアタックを止めなければいけないケースが頻繁にありましたが、我々の4人のドライバーはまずまず順調に走行し、大きなトラブルなくセッションを終えました。また、午後のFP2では4台がトップ10に入り、いい形で週末を始めることができたと考えています。適正なマシンセッティングを見つけるのが難しいサーキットですので、ライバルもここからまだまだ改善を重ねていくと思っています。我々のPUも車体もまだまだ最適化の余地があります。本日のデータを解析して明日の予選と日曜のレースに向けてセットアップを進めます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は満足いく一日でした。明らかな進歩を示せたと思います。モナコを終えてからの分析がとてもうまくいき、今日はマシンをどのようにドライブする必要があるのか理解が深まっているように感じました。僕にとっては、今シーズンでベストの初日ではないでしょうか。データも多く収集できましたし、マシンの感触もよかったです。明日は課題となっている予選ですが、クリーンでいいラップができればと思います。今夜は引き続き改善へ向けてハードワークに取り組み、さらにラップタイムを向上させていきたいです」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日はパフォーマンス面ではいいスタートを切れました。風が強かったので走りやすくはなかったのですが、それにより面白い展開になるのではないかとも思っています。FP1ではマシンの感触がよかったのですが、さらなる改善を図るためにいくつかの変更を加えて臨んだFP2では、僕たちの思惑通りになりませんでした。今日の夜の作業で明日の予選ではどちらの方向性で行くのかについて分析していこうと思います。ここまで、チームとして速さを見せられていることに満足しているので、明日がどうなるか楽しみです」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は午前のセッションで6番手、午後のセッションで5番手と、非常にいい金曜になりました。今のところ、マシンの感覚は非常にいいです。1度か2度、行き過ぎてしまったことはありましたが、限界までアグレッシブにプッシュできていますし、こうやってマシンの能力を限界まで引き出していくものだと思っています。今のところ満足していますし、特にここまでスリップストリームを使って走っていないので、まだまだタイムを上げていけると思っています」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「このサーキットではほとんどのコーナーでハードブレーキングが必要なので、ブレーキングゾーンでの自信を徐々に高めながら、少しずつペースを上げていくという意味でモナコに少し似ていると思います。何度かエスケープエリアに入ってしまうことはありましたが、限界を見つけるためのいい学びになりましたし、幸いにも壁にヒットすることもありませんでした!午前のセッションではやや苦しんだのですが、FP2では前進し、いい形で改善していくことができました。まだここからいくつか変えていきたい部分はありますが、ペース自体は間違いなくいいので、明日の予選ではすべてをうまくまとめていくだけだと思っています」
カテゴリー: F1 / ホンダF1