ホンダF1 「与えられたなかで最大を尽くすことがホンダ伝統の文化」
新型コロナウイルスの世界的な大流行によって中断していたF1だが、7月5日からオーストリアのレッドブル・リンクからスタートする2連戦でシーズンを再開されることが発表された。
「昨年も復帰後初優勝したコースですし、レッドブルのホームコースということもあって、今年はシャシーとパワーユニットのバランスが非常にいいと思っていますので、そういった意味では、オーストリアは開幕にとって私たちにとっては非常にいいかなと思ってます」と山本雅史は語る。
今年は中断期間にエンジンメーカーも7週間のファクトリー閉鎖が義務付けられた。ホンダF1の開発拠点であるHRDさくらは5月20日から稼働を再開している。
エンジン開発について山本雅史は「レギュレーションですべてのチームが同じ条件で開幕を迎えるという点では、特に私たちは粛々とプログラム通り、レッドブルとアルファタウリにパワーユニットを供給する準備をしていくということなんですかね」とコメント。
「正直、研究所の開発部隊がきめ細かくやっていると思うんで、細かくは知りませんけど、意味みなさんが同じレギュレーションでやっているなかで、その中で最大を尽くすという意味では、うちのメンバーはいろんな情報のなかで常に整理してやってるんで、僕は研究所を信頼しているんので大丈夫だと思います」
「20日からファクトリーのサーバーも動き出したと思いますんで、計画に沿った形でオーストリアの開幕準備にむけて粛々やっているというところでしょうか」
コスト削減策の一環としてエンジン開発にも制限が設けられた。しかし、ホンダF1には与えられたなかで最大限を尽くすという文化があると語る
「ホンダのエンジニアとか開発スタッフは自分たちの与えられたもの最大に使うというホンダの伝統的な文化があって、その辺は時間の許す限り自分たちの開発のスタイルでやっていくと思っています」
「エンジニアの開発力の凄さというのはときに私たちも感動するシーンもあるので、エンジニアの独特な文化があるみたいで、そういったところはホンダの歴史ですごいいいところだと思いますね」
レッドブル・リンクは2018年と2019年にマックス・フェルスタッペンが連勝しているサーキット。開幕2連戦を含めて4連勝の期待もかかる。
「期待もありますけど、1戦1戦、気を抜かず慎重に戦いたいと思います」と山本雅史は語った。
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