F1
6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、2013年にマクラーレンからメルセデスのワークスチームに移籍した。これは、ハミルトンにとってF1キャリアでの唯一の移籍となっているが、キャリア全体で同じチームで走っていた可能性があった。

現在のメルセデスF1チームは、ホンダのファクトリーチームであり、当時のチーム代表を務めていたニック・フライは、まだGP2で活動していたルイス・ハミルトンの獲得にホンダが関心を示していたと F1 Racing のポッドキャストで明かした。

ニック・フライは、2013年のルイス・ハミルトンのメルセデス移籍に関わっている。当初メルセデスはハミルトンの獲得に疑問を抱いていたが、アドバイザーのニキ・ラウダの強力な推奨があって獲得に踏み切っている。

「我々はルイスがチームにとってふさわしいドライバーだとメルセデスを納得させることに苦労していた。あまりに高額だったしね。だが、ニキが『我々は彼と契約する。そのあとで許可を求める』と言って推し進めた」とニック・フライは振り返る。

だが、その何年も前にニック・フライはルイス・ハミルトンに接触していた。ブラックリーのチームがまだホンダF1チームだった当時、フェルナンド・アロンソの加入によってマクラーレンに空席ができなかった場合、GP2で走っていたルイス・ハミルトンを起用することを真剣に検討していた。


「ハミルトンとの話し合いはずっと早く始まった。当時、我々のスポーティングディレクターだったジル・ド・フェランは、まだF1を運転していないときに、オックスフォードの自宅でルイスと座っていた」とニック・フライは語る。

「マクラーレンが彼にシートを与えなかったら、我々は獲得する準備はできていただろう。だが、ルイスとアンソニー(ハミルトンの父親)は他のチームと話をしていたと確信している」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / ルイス・ハミルトン