「ホンダのF1エンジンは耐久性を示せていない」とジャック・ヴィルヌーヴ
元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、レッドブル・ホンダが2020年にF1タイトルを獲得できるとは考えていない。その理由として、ホンダのF1エンジンが7戦を走り切っていないことを挙げた。

2020年のレッドブル・ホンダのパフォーマンスには力が注がれている。マックス・フェルスタッペンは2020年末で契約外となり、ホンダはまだ2021年以降のF1にコミットしていない。

ジャック・ヴィルヌーブは、レッドブルには“素晴らしいマシン”があるが、ホンダが今シーズン行った改善には疑問呈している。ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブルは5基、トロロッソは7基のエンジンを投入したのに対し、タイトルを獲得したルイス・ハミルトンは3基の制限内で戦い抜いている。

「ホンダは同じレベルにはいない。彼らは1つのエンジンで7戦を戦い抜くことはできない」とジャック・ヴィルヌーヴは motorsport-total.com にコメント。

ジャック・ヴィルヌーヴは、ホンダがF1のロングライフのF1エンジンルールを守った場合、“パワーが低下する”はずだと指摘する。

だが、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダが“非常な重要なシーズン”にタイトルを獲得できるはずだとチームを支援する。

マックス・フェルスタッペンは、2020年はシーズン中盤から巻き返しを図るのではなく、開幕戦から優勝を狙える状態にならなければならないと当たる。

「もうそのようなことは起らない。僕たちは夏やシーズン終盤からではなく、スタートからそのレベルにいなければならない。開幕戦からね。誰もがそれをとても良く理解している」

「彼らは過去にそれができることを示してきたので、これは希望的観測ではない。簡単ではないけど、それが僕がこのチームにいる理由だ」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年について非常に強気に語っている。

「今年は我々のポテンシャルを下回った。5勝は可能だっただろう」とヘルムート・マルコは語った。

2020年のF1世界選手権は、史上最多となる22戦で開催され、F1エンジンの耐久性がより重要となる。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / ジャック・ヴィルヌーヴ