ルイス・ハミルトンはフェラーリF1で「多くの敵をつくる」とエクレストン
2017年シーズン前にリバティメディアがF1の商業権を購入したことにより、その権利を手放したバーニー・エクレストンは、ルイス・ハミルトンを批判することにためらいはない。
バーニー・エクレストンの最新のコメントは、スクーデリア・フェラーリが7度のチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンを獲得したことは間違いだという恐ろしい予言である。
ルイス・ハミルトンは3年間の契約を結んでいるはずだが、バーニー・エクレストンはテレグラフとの対談で「彼はそんなに長くは続かないだろう」と語った。
「彼をそこまで導いたピエロ・フェラーリは、自分たちが正しいことをしたと思っている」とエクレストンはコメント。
「そうであってほしい。ただ飛び込んで、結局やらなければよかったと後悔するようなことがないように願うね」
「ハミルトンはモチベーションを失っている」とエクレストン
メルセデスで12年間を過ごしたルイス・ハミルトン（40歳）は、ドライバーズタイトル8回獲得という記録を達成したいという希望を抱きながら、フェラーリで新たな挑戦を求めている。40歳以上のドライバーでこれを達成したのは、ジャック・ブラバムが1966年に達成して以来、わずか3人である。
メルセデスでの最後のシーズンは波乱続きで、ルイス・ハミルトンはやる気のない様子を見せることも多かったが、フェラーリに到着した際の喜びようは、まるでF1マシンでのデビューレースのような初々しさを見せていた。
それでも、ルイス・ハミルトンはやる気がないとエクレストンは考えている。
「これについては私の持論がある」とエクレストンは語った。
「ドライバーにとって重要なのは年齢ではなく、どれだけ長い間同じことを続けているかだ」
「私はルイスについて、『彼は疲れを感じている。やる気を失っている』と思っていた」
バーニー・エクレストンは、ルイス・ハミルトンがフェラーリでシャルル・ルクレールというチームメイトを得たことで「敵」ができると考えている。「もし彼が世界選手権で一度も優勝したことがなければ、状況は違っていたかもしれない。なぜなら、その場合は優勝へのインセンティブがあったからだ。しかし、彼は7回も優勝している」
ルイス・ハミルトンは、新チームメイトのシャルル・ルクレールとともにフェラーリに加わる。モナコ出身のルクレールは、10代の頃にアカデミードライバーとして契約したイタリアのチームで6シーズンを過ごしている。
バーニー・エクレストンは、シャルル・ルクレールがチームにしっかりと根付いているため、ルイス・ハミルトンはフェラーリで「敵」ができるだろうと考えている。
「チームはシャルル・ルクレールというチームメイトに満足している」とエクレストンは語った。
「ルクレールは彼らの言語（イタリア語）を話すので、彼らはルクレールを大切にするだろう」
「たとえルイスがうまくやっても、多くの敵が残るだろう。なぜなら、彼は突然現れたのだからね」
これは、ピエロ・フェラーリ、チーム代表のフレデリック・バスール、ルクレール、そして先月ルイス・ハミルトンをマラネロに温かく歓迎し、ポジティブな声援を送った何千人ものティフォシの考えとは正反対の意見である。
エクレストンはハミルトンのトラック外での活躍に異議を唱える
ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍に関する判断に加え、テレグラフへのコメントでは、ハミルトンのトラック外での行動についても批判している。
その批判とは、ルイス・ハミルトンのファッションセンスと音楽活動についてだ。
「ルイスは、嫌われるような方法で自分を前面に押し出している」とエクレストンは語った。
「数回のワールドタイトルを獲得し、銀行に数百万ドルの預金がある男が、あんな服装をするなんて...。私は好きになれないね。彼はドライバーとして非常に才能がある」
「人々が彼に寄せる評価ほど？いや、でもレースに勝つには十分だ」
「なぜ彼がこんな馬鹿げたことをするのかわからない。音楽業界やその他の業界から手を引くべきだ」
しかし、F1パドックでファッションの好みを表現しているのはルイス・ハミルトンだけではない。たとえ彼がその表現の先駆者であったとしても。
また、音楽活動についても同様で、チームメイトのルクレールはピアノへの情熱から、Spotifyでいくつかのトラックをリリースしている。
これらの要素が現代のF1ドライバーを構成しており、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍は世界的な注目を集めた。
カテゴリー： F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ
