ルイス・ハミルトン、Twitterでテレメトリー画像を流出
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土曜日の予選、チームメイトのジェンソン・バトンがポールポジションを獲得したのに対し、ルイス・ハミルトンは8位で終えた。
予選後、ルイス・ハミルトンは「くそ! WTF (What the f**k?)」とツィート。
「ジェンソンは新しいウイング、僕は古い方を使った。僕はストレートでコンマ4秒失っている。ジェンソンはあの速さなら楽に勝てるだろう」
このツィートは、すぐに削除された。
ルイス・ハミルトンは、チームと話し合って旧型のウイングに戻すことを決めたが、ジェンソン・バトンは新型ウィングを使い続けたという。
「ウィングの違いはそれほど大きくないといわれていたのでビックリだよ」
「予選では僕のウイングの方が速いと言われていた。それなのに、なぜかそうではなかった」
さらにルイス・ハミルトンは、決勝前にチームの機密情報である予選ラップのテレメトリー画像をTwitterで公開。
テレメトリーでは、ジェンソン・バトンとのスピード比較が示されており、バトンのセッティングの方がコースに適していることが表れていた。また、データにはマクラーレンのマシンのライドはいとなどの貴重な情報も読み取れるようになっていた。
ライバルチームのボスは、その情報はエンジニアがマクラーレン MP4-27のパフォーマンスを理解する「非常に重要なもの」だと認めている。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ルイス・ハミルトンにその画像を削除するよう頼んだと述べた。
「彼は判断ミスをした。削除するよう頼み、彼はそれに従った」
今回のハミルトンの行動が、守秘義務違反に当たらないかと質問されたウィットマーシュは「そうは思わない」とコメント。
「他のチーム代表なら、どのような対処するのか興味深いが、私はそうは思わない。判断ミスだ。すぐに修正され、謝罪もなされた。この問題は過去のことだ」
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、自分のドライバーが同じことをした場合はもっと厳しい対処を行うと示唆した。
「やってはいけないことだ。あれは事実上、守秘義務違反に当たるだろう」
一方、チームメイトのジェンソン・バトンは「僕たちはマシンを改善させるために必死に取り組んでいるわけだし、その作業に関して秘密を守るように心掛けている」とコメント。
「あれをTwitterで見たくはなかった。予選のテレメトリー全体だった。リアウイングのことだけではない。驚いたし、がっかりした」
だが、ジェンソン・バトンは、この問題についてルイス・ハミルトンと話し合う予定はないと述べた。
「もう終わったことだ。僕がルイスに怒ることではない。個人的な問題ではないからね」
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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / マクラーレンF1チーム