ジョージ・ラッセル 体調不良を押してアゼルバイジャンGPで2位表彰台
メルセデスのジョージ・ラッセルは体調不良に見舞われながらもアゼルバイジャンGPで見事な走りを披露し、2位表彰台を獲得した。ラッセルは木曜のメディアデーを欠席し、金曜と土曜も回復を優先するためメディア対応やドライバーブリーフィングを免除されていたが、日曜には力強いパフォーマンスを発揮。前を走っていたカルロス・サインツ、リアム・ローソン、チームメイトのキミ・アントネッリらを逆転してメルセデスにハンガリーGP以来となる表彰台をもたらした。

「チェッカーフラッグを見たときは本当にホッとした」とラッセルは語った。「金曜や土曜に比べて、今日は体調がだいぶ良くなった。だから今は少し休養を楽しみにしているよ。結果には本当に満足している。我々チームにとってフェラーリをコンストラクターズで打ち負かそうとしているので、これはそのための大きな一歩になった」

史上最多6回の赤旗が出た予選ではサインツが2番手を獲得し、決勝前半はその位置を維持していた。しかしラッセルは第1スティントを引っ張り、オーバーカットでサインツを逆転することに成功した。

「本当に強いレースだった」とラッセルは振り返った。「主にトラブルを避けることに集中した。特別なことをしたわけではないけれど、今週末は予選も決勝も多くのドライバーがミスをしていた。普通ならカルロスの前でフィニッシュできたはずだけど、彼は素晴らしいレースをしたから、僕は自分のベストを尽くして彼の前に出なければならなかった」

ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 アゼルバイジャンGP

一方、メルセデスのキミ・アントネッリもカナダGP以来となる自己最高の走りを見せ、サウジアラビアとマイアミ以来となる連続入賞を果たした。

「モンツァに比べればはるかにいいレースだった」とアントネッリは述べた。「ただ正直、まだ少し残念だ。表彰台を本当に狙っていて、あと少しのところまで迫ったから。カルロスに近づこうとしたけど、最終的にはDRS圏内に入る寸前で、ダーティエアの影響で少し苦しくなってしまった」

「それでもチームにとってはまずまずの結果だ。フェラーリに対してたくさんのポイントを稼げたし、間違いなくポジティブなことだ。これから前に進んでいくよ」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1