F1 フェラーリ スクーデリア・フェラーリ
フェラーリは、F1バーレーンGP決勝でのピットストップ中にメカニックが足を骨折する事故を受け、再発防止のための対策を講じたと述べた。

キミ・ライコネンがピットストップした際、まだ左リアタイヤが作業中にも関わらず、ピットシステムの信号が青に。キミ・ライコネンがマシンを発進させたことで、左リアタイヤの前で作業していたフランチェスコ・チガリーニが轢かれ、左足の2箇所を骨折する重傷を負った。

今週、フェラーリとFIAと事故の調査を実施。F1中国GPの金曜記者会見に参加したフェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、ピットストップ手順に変更はないというものの、安全対策を強化したと述べた。

「まず何よりもチームは心を痛めている、我々のスタッフが怪我をしたわけだし、手順について内部で調査を実施した。木曜日には安全面を担当するFIAともデータを共有している。手順は変更していないが、二度とああいったことが起きぬように、さらなる対策を講じた」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。

「レース中のピットストップが最も安全な状態で確実に行われるような手順になっている。今回の場合には3つの要素があった。ひとつは人による制御、もうひとつはメカニカル、そして最後のひとつが電子デバイスだ。今回は左リアに手違いがあり、それを青信号を示す電子デバイスが完璧に読み取れていなかった」

「繰り返すが、我々はこのようなことが二度と起きないようにFIAと協力してすべての手順を踏んだ。何よりもチームのメンバーを気にかけているし、これが我々の利益になると考えている」

負傷したフランチェスコ・チガリーニは、バーレーンの病院で手術を受けた後、現在は自宅のあるイタリアで回復に努めている。

フランチェスコ・チガリーニの容体について質問されたマウリツィオ・アリバベーネは「フランチェスコは元気だ」とコメント。

「昨日、イタリアに戻り、すべてが管理されている。私はチーム代表として毎日彼と話している」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ