フェラーリ
フェラーリは、今週末のF1カナダGPにF14 Tの“バージョンB”とも言えるアップデートを投入すると報じられている。

Autosprint は、伝説のレーサーであるジル・ヴィルヌーヴの名前が付けられたサーキットでのレースは、フェラーリにとって決死の覚悟を持ったレースになると報道。

成功した週末を送ることができれば、F14 Tに集中し続けることになるが、平均的なレースしかできない場合は、2015年マシンに完全に焦点を移行することになるという。

フェラーリは、カナダに大幅なアップデートを投入することを認めているが、同時にそれはライバルが何をやってくるかに依存しているとも強調している。

テクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、MGU-Hへの電力チャージをより効果的にするためにと“アグレッシブ”なエンジンマップを使うことを認めており、それが実現すれば、理論的にフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンにはより多くの電源タップが供給されることになる。

フェラーリのパワーユニットに搭載されているターボはあまりに小さいことが明らかになっているが、そのサイズはシーズン中に変わることはできない。そのため、カナダGPまでの全ての努力は、シェルによる燃料の微調整を含めた他の要素を改善することに集中することになる。

また、F14 Tは、フロアに由来した問題により、荷重移動が不安定であることも判明しているが、そこはクルマのしたの気流の効率を安定させ、最大化することを目的にアップデートされているという。

それだけでなく、リアウイングやブレーキなど、様々な部分が改修されるという。

新しい開発パーツのほとんどは、全てがレースで使用されないかもしれないが、いずれにせよ、フェラーリのドライバーには圧縮された評価プログラムを終了させるために金曜フリー走行は非常に忙しいセッションになりそうだ。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ