フェラーリ 「マシン開発は“軌道に戻った”」
フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライは、チームは開発における最近のレースでのいくつかの誤った方向性から学んでおり、夏休み明けには再び遅れを取り戻せると考えている。

厳しいプレシーズンを経て、フェラーリは印象的なリカバリーを見せており、現在3勝を挙げたフェルナンド・アロンソがチャンピオンシップの首位に立っている。

だが、フェルナンド・アロンソは、5位で終えたハンガリーGPで、フェラーリの最新の開発物が成果を挙げていないことを認めていた。

パット・フライもそれを認めつつも、フェラーリはそこから学んだと述べた。

「期待通りに働かないパーツがいくつかあったのは事実だ」とパット・フライはコメント。

「現場でこのようなことがある可能性は常にあるものだ」

「ポジティブな点は、我々は問題を理解しており、今では全てが問題ないということだ。我々は、このような経験に混乱するのではなく、むしろ前進することに使うことができる。実際、必要な方向性について明確なアイデアがあるし、すでにその方向性で作業を開始している」

パット・フライは、フェラーリがスパとモンツァという高速トラックのために特別な開発を持ち込むことを明らかにした。

「スパではいくつか興味深い開発物を導入する。空力ダウンフォースという点でかなり特別なトラックだからね」

「それはモンツァも同じだ。実際、我々はイタリアのトラックに合わせて特別な空力とエンジンパッケージを持ち込む」

「したがって、多くの作業が行われてきたわけだが、まだやらなければならない作業はたくさんある。我々は高いレベルでのプレッシャーを維持し続けて行かなければならない」

パット・フライは、フェラーリが2012年の開発レースに勝っているように見えるのは喜ばしいことだが、まったく安心はしてないと述べた。

「私の考えでは、我々はシーズン中の開発という点で大部分のチームを追い抜いたと思う」

「我々は優れたリカバリーを果たしたが、まだ道のりは長い」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ