2021年のF1世界選手権:冬季テストの会場をバーレーンで実施へ
2021年のF1世界選手権の開幕戦として予定されていたF1オーストラリアGPが延期となる可能性を受け、F1チームは冬季テストを3月にバーレーンで実施することに合意したと報じられている。

3月21日にメルボルンで予定されていたF1オーストラリアGPは、進行中の新型コロナウイルスによる制限の中で延期される予定であり、F1は3月28日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで2021年シーズンを開幕する準備を進めている。

当初、F1チームは、2021年シーズンに向けてプレシーズンテストの会場をバーレーンに移すことを検討していたが、結局、スペインのバルセロナ・サーキットで3日間のテストをすることで合意していた。

しかし、オーストラリアGPが延期になった場合、プレシーズンテストに関連するロジスティック計画を変更しなければならない可能性が高く、F1チームは会場をバーレーンに移すことが最善であることに合意したという。

それにより、テストのために移動する貨物はすべて開幕戦のためにバーレーン・インターナショナル・サーキットに残ることになり、コストの削減とさらなる移動を可能にする。

だが、3日間のテストをどの期間で実施するかについては、チーム間でまだ意見が統一されておらず、日程は未確認にままとなっている。できるだけレースに近い日程でテストを実施したいチームもいれば、テスト後にさらなる走行を実施することを望んでいるチームもいる。

競技規則では、3日間のテストは“2月1日からチャンピオンシップの最初のイベントの開始の10日前まで”に行わなければならないと定められている。

その場合、論理的にはF1バーレーンGPの1回目のプラクティスがスタートする10日前の3月16日までにテストを終了しなければならない。当初、テストは3月2日から4日にバルセロナで行われる予定であり、オーストラリアGPの17日前に終了することになっていた。

F1チームがテストの日程を決定次第、バーレーン・インターナショナル・サーキットで最終計画が立てられる。現在、同サーキットでは3月9日から11日までFIA-F2のテストが予定されている。

バーレーンでテストが開催されることになれば、V6ハイブリッド時代に2回の4日間のテストが行われた2014年以来となる。それ以降、バーレーンでは2017年と2019年にインシーズンが開催され、2020年の改訂されたスケジュールの一環としてシーズン後半に“アウター・トラック”を使用したF1サヒールGPを開催している。

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カテゴリー: F1 / F1マシン