新世代F1マシンはイモラ・サーキットの縁石でフロアが砕け散る? / エミリア・ロマーニャGP
F1エミリア・ロマーニャGPが開催されるイモラ・サーキットの縁石は、2022年の新世代F1マシンに問題をもたらすことが予測されている。

1953年にF1レースを初開催したイモラ・サーキットは、2022年のF1カレンダーで最も古いトラックのひとつであり、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアでのこれまでの会場とは大きく異なる。

F1チームが直面する可能性のある主な問題の1つは、縁石、そして、2022年の新世代F1マシンのフロアに生じる可能性のある損傷だ。

レギュレーション変更によってグラウンドエフェクトカーに生まれ変わった新世代F1マシンは、フロアの空力に多くの考慮が払われ、その結果、車は低くなった。オープニング3レースでは問題は起こらなかったが、イモラのよりアグレッシブな縁石はまったく別のチャレンジとなる可能性がある。

あるシニアエンジニアは、昨年のレースのスタートで、マックス・フェルスタッペンを回避するためにルイス・ハミルトン が縁石をまたいだようなインシデントが今年起こった場合、フロアは「ひどく砕け散る」だろうと語った。

「昨年のレースのスタートを見ると、ルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンとの衝突を避けるためにターン1で縁石を横切って走らなければならなかった。2022年の車でそれが起こっていれば、彼のフロアをひどく砕けていただろう」

アルファロメオF1チームのトラックサイドエンジニアリングの責任者であるセビ・プホラルは、この考慮事項がチームの今週末のセットアップに影響を与える可能性があると述べた。

「確かにそれは我々が考慮していることだ」とセビ・プホラルは述べた。

「そしてそれは制限要因になる可能性がある。場合によっては、車のセットアップ方法や使用するトラックの量など、いくつかの部分で本当に注意する必要がある。週末に影響を与える可能性がある」

ケビン・マグヌッセンは、新世代F1マシンを「より低く、より堅い」と説明している、しかし、マグヌッセンは新世代F1マシンが縁石に乗ることに関してはまだ「競争力がある」ことを望んでいると語る。

「車は低く、剛性も高いので、カーブライディングは古い車よりも少し難しいです」とケビン・マグヌッセンは語った。

「僕たち、これらの新しい車がどんなチャレンジをしていても、カーブライディングの面でまだ競争力のある範囲にいることができることを願っている。繰り返しになるけど、僕たちの車はオールラウンドで非常に強いので、大丈夫だと思う」

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カテゴリー: F1 / F1エミリア・ロマーニャGP