F1、金曜フリー走行での若手ドライバー出走の“義務化”を議論
F1は、金曜日の2回のフリープラクティスの1つで若手ドライバーを走らせることを“必須”にすることについてチームと話し合っているとCEOを務めるステファノ・ドメニカリは語る。

F1レギュレーションでは、すべてのF1チームは金曜日のプラクティスセッションで3人目のドライバーを走らせることが許可されているが、望まない場合はそうする必要はない。

ステファノ・ドメニカリはそれを変えたいと考えており、また、昨今はプレシーズンテストがわずか数日に短縮されていることもあり、若者たちに大きなステージで才能を発揮するだけでなく、F1を体験する機会を与えたいと考えている。

スプリント予選が組み込まれるF1イタリアGPに先立って、ステファノ・ドメニカリは「今週末の金曜日は、1時間のフリープラクティスしかない。その後、予選に直行する」

「これにより、より少ないデータで、異なる方法でグランプリの準備をする必要がある」

「私の時代、我々は毎日コースに出て90,000kmのテストを実行していたのを覚えている。今日、それらのキロメートルはシミュレーターで行われ、マシンをコース上でテストすることはますます少なくなっている」

「しかし、議論され、探求されるべきトピックの1つは、若いドライバーの成長のマネジメントであると私は信じている」

「若いドライバーの話題は非常に重要であり、我々の興味を引くものだ。テストが非常に規制されている時代であり、次のチームとのミーティングで話し合うアイデアがいくつかある」

「特に、フリープラクティスでは若いドライバーの出場を義務付けたいと考えている」

今年、カラム・アイロットはロバート・クビサと同様に金曜日のセッションでアルファロメオを運転し、ウィリアムズはロイ・ニッサニーを走らせた。だが、後者の2人は、決してF1に昇格することを目指す若いドライバーではない。

シーズン後のアブダビでのヤングドライバーテストのルールによると、ヤングドライバーとは、グランプリスタートが2回以下のドライバーとなっている。

ステファノ・ドメニカリは、金曜日に若手ドライバーを走らせることにはノックオン効果があり、週末のレースの残りの部分を予測しにくくする可能性があると考えている。

「これにより、チームはレースを考慮して物事を試す時間が少なくなり、イベントがさらにエキサイティングになる」とステファノ・ドメニカリは語った。

「しかし、それはまた、ジュニアにダイナミックで競争の激しい状況で試す機会を与えるあろう。それはF1サプライチェーン全体にとって重要であり、我々はそれについて話し合っている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー