F1 シャルル・ルクレール ケビン・マグヌッセン
ザウバーのシャルル・ルクレールは、F1日本GPの決勝で接触したケビン・マグヌッセンのドライビングに激怒。無線で“馬鹿(stupid)”と声を荒げた。

シャルル・ルクレールは、4周目にメインストレートでケビン・マグヌッセンとバトルをしていたが、マグヌッセンは防御のために右に動いてブロック。突然の動きにルクレールは避けることができずに追突した。

この接触でシャルル・ルクレールはノーズの交換を余儀なくされ、ケビン・マグヌッセンはパンクして後にリタイアしている。

インシデントの直後、シャルル・ルクレールは無線で怒りをぶつけた。

「マグヌッセンは馬鹿だ。今後もそうだろうね。これは事実だ。どうしようもない」

ケビン・マグヌッセンは、たびたびそのドライビングを非難されており、F1グリッドで“悪童”のイメージを定着させている。

このインシデントについてスチュワードは何のアクションも起こさなかったが、シャルル・ルクレールは、2016年のマックス・フェルスタッペンとキミ・ライコネンのインシデントを例に挙げて、スチュワードの判断への驚きを語った。

「1~2年前のスパでキミとマックスに同じようなことがあったはずだ。マックスがギリギリで動いて、全員がそれは危険な行為であり、もうそれは許されないということで合意していた」

「でも、不思議なことに今日は許された。何をしていいのか把握するために、スチュワードに回答を求めなければならない」

一方、ケビン・マグヌッセンは“不運だったけど、たまに起こることだ”と主張している。

「シャルル(ルクレール)を130Rのアウトサイドから抜いた。最終シケインを抜けた後、彼は近づいてきてメインストレートでスリップストリームに入ってきた」とケビン・マグヌッセンはコメント。

「僕は右に動いて、彼は少し追ってきたと思う。そのあと左に戻ったときに彼は僕の左リアタイヤに接触して、パンクを引き起こした」

「残念だけど、時々起ることだ。タイヤが剥がれ落ちて、フロアのすべてがはぎ取られた。リアウイングやブレーキダクトなどもダメージを負って、リタイアしなければならなかった」

ハースのF1チーム代表ギュンター・シュタイナー、ケビン・マグヌッセンに悪くないとし、ルクレールに非があると主張した。

「いいや。向こうが彼にぶつかってきた。それなのにどうして腹を立てているのだろう」とギュンター・シュタイナーはコメント。

「ケビンはブレーキングなどしていないし、彼を押し出すこともしていない。ケビンはただ自分のラインを取っただけで、向こうが追突してきた。彼に何ができる? 黙って抜かせろとでもいうのか?」

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