バルテリ・ボッタス F1メキシコGPでストロールと接触「消えることはできなかった」
バルテリ・ボッタスは、2023年F1第20戦メキシコGPの決勝を完走ドライバーのなかで最下位となる15位でフィニッシュ。メキシコシティでの「厳しい」レースを振り返るとともに、ペナルティを受けたランス・ストロールとの出来事についても見解を述べた。

ボッタスとアルファロメオは今週末のサプライズパッケージの1つであり、ボッタスは4回目のQ3進出を果たした後、9番手で予選を通過したが、レース後に5秒ペナルティが科せられ、チームメイトの周冠宇に次ぐ、15位に降格した。

ボッタスは「今日はタフな1日だった。間違いなく不運だった。僕たちがストップした1周後に最初のセーフティカーが導入されたからね。赤旗では全員がタイヤを交換することができたし、大幅に順位を落とすことになった」

「リスタートはうまくいったけど、ちょっとしたトレインみたいになって、最終的にはランスとクラッシュしてしまった。これが今日ポイントを獲得できなかった決定打だった」

67周目のストロールとの接触は、アストンマーティンのドライバーがスタジアムセクションでボッタスを抜いて13番手に浮上しようとしていたときに起きた。しかし、最終コーナーに差し掛かったところで2人は接触し、ストロールはスピンしてリタイアを余儀なくされた。

スチュワードがこの事故を調査した後、ボッタスは衝突に関与したとして5秒ペナルティを科され、順位を下げることとなった。

このインシデントについてボッタスは「ターン13は問題なかったし、彼は明らかに僕を少しワイドにプッシュしていたけれど、ターン14に進入して2台分のスペースがなかったし、『消えることはできない』という感じだった。ブレーキングを踏んだときにはもう手遅れだった」

一方、周冠宇は10番手からレースをスタートし、序盤はポイント圏内を走っていた。しかしレースが進むにつれて順位を下げていった。

「8周目にアンダーカットを狙ってボクシングをしたんだけど、その後赤旗が出た」と周冠宇は語った。

「コース上のポジションをすべて失い、タイヤのアドバンテージも失った。残念なことに、最後のスタートはユーズドのハードタイヤを使用しなければならなかった。それは実際には最後のリスタートに使用されたタイヤの中で最も古いものであり、理想的ではなかった」

また、無線では、C43 からのオーバーヒートと焦げたような匂いを訴えているのが聞こえた。何が問題だったのかと質問された周冠宇は「ウォームアップはかなり進んでいた」とコメント。

「でも、もう1台のマシンの問題とよく似ていると思う。特にこのトラックでは特に、もう少し管理しなければならない」

周冠宇 アルファロメオ・レーシング F1 メキシコGP

15位:周冠宇(アルファロメオ)
「悔しい一日だった。レースは赤旗のせいでかなり崩れてしまった。僕はいち早くピットインしてハードタイヤに履き替えたんだけど、リスタート時にユーズドのハードタイヤで一番周回を重ねていたのは僕だった。他の人はみんな新品のミディアムかハードを履いていて、ゲームオーバーだった。リスタートはうまくいったけど、ポジションをキープするのは不可能だった。グリップの差が大きすぎて、残りのレースはずっとカモにされていた。今週末はいい仕事ができていただけに残念だし、何も持たずに去るのは本当にがっかりだ」

バルテリ・ボッタス アルファロメオ・レーシング F1 メキシコGP

14位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「今日はチーム全体にとって厳しい一日だったし、運も味方してくれなかった。ピットインしたわずか1周後にセーフティカーが導入されたため、他のドライバーが赤旗の間にタイヤ交換を済ませてしまい、僕たちは大きく順位を落とした。リスタートは最初はまずまずだったけど、その後はずっとトレインにはまってしまい、終盤にはランス(ストロール)と接触してしまった。特に今日まで好調な週末だっただけに、ノーポイントというのは残念だ。今日は僕たちの日ではなかったけど、チャンピオンシップの順位を取り戻すために、来週のブラジルから3レースがまだ残っている。過去にブラジルで戦ったときはかなり強かったので、運を好転させて戦いに戻れることを願っている」

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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / F1メキシコGP / アルファロメオF1チーム / 周冠宇